【占星術】「わがまま」と「我がまま」
占星術に関する記事はしばらく書く予定がなかったのですが、突然頭の中に降りて来たので記事にしてみました。
私は人にアドバイスをよくすることが多いのですが、その中の1つに"我がままになれ"というものがあります。
"わがまま"ではありません、"我がまま"です。イントネーションが微妙に違いますが、"われがまま"といった方が分かりやすいでしょう。
言葉のニュアンスの問題かもしれませんが、占星術を取り入れることで人に上手く説明できるようになりました。今回の内容は、難しい事をできるだけ挟まないスピリチュアル的な内容でお送りします。
”わがままな人”ってどんな人？
「わがまま」な人とはどういう人でしょうか？ちょっと、ChatGPTにでも聞いてみましょう。
「わがままな人」というのは、自分の欲求やニーズを他人のことを考えずに優先する人を指します。このような人々には以下のような特徴や行動が見られることが多いです
1.自己中心的な行動:
他人の意見や感情を考慮せず、自分の意見や欲望を優先する。
他人の助けを当然のように期待し、感謝の気持ちを持たないことが多い。
2.要求が多い:
具体的な要求やリクエストが多く、他人がそれに応じないと不満を表す。
自分のために他人が時間や労力を費やすことを当然のことと考える。
3.感情のコントロールが難しい:
自分の思い通りにならないと怒りやすく、不機嫌になることが多い。
他人を責めることで、自分の感情を発散させる傾向がある。
4.共感力の欠如:
他人の立場や気持ちを理解しようとしない。
自分が他人に与える影響について考えることが少ない。
5.コミュニケーションの一方通行:
自分の話ばかりして、他人の話を聞かない。
他人の意見や提案に対して興味を示さない。
6.他人の時間を尊重しない:
遅刻や突然のキャンセルをすることが多く、他人の予定を気にしない。
自分の都合に合わせて他人を巻き込むことが多い。
7.無理な要求:
他人ができないことや不合理なことを要求し、それが叶わないと不満を抱く。
他人の限界や能力を考慮しない。
8.責任転嫁:
自分の失敗や問題を他人のせいにすることが多い。
自分の行動に対して責任を取らない。
…ちょっと長いですね。要約すると、以下のようになりました。
わがままな人とは、自分の欲求や意見を他人のことを考えずに優先し、自己中心的で要求が多く、感情のコントロールが難しい人です。共感力が欠け、他人の話を聞かず、他人の時間や労力を尊重せず、無理な要求をし、自分の失敗を他人のせいにすることが多いです。
そう、「感情のコントロールが苦手・自分の欲求を優先する」というのがポイントです。これは基本的に、社会に出たら表に出すべきことではありません。
人と一緒に過ごすという事は、自分中心という考えを改め、自分を律して適応していく必要があります。これは占星術における5ハウス(趣味・恋愛・楽しみ)から6ハウス(責任・仕事・健康)への変遷を表します。
社会に出ず自らの力で生きていく場合でも、人は一人では生きていけません。サバイバルの知識がついており、実際に1人で生活している人以外ですと、人との協力は不可避ですよね。
少々話が逸れましたが、"わがまま"というのは自分の感情・欲求に沿って、他人を考えない行動を取る事を指します。
「わがまま」は月、「我がまま」は太陽
これを占星術で置き換えた場合、月と太陽の関係に当てはめることが出来ます。
星座占いなどで「〇〇座生まれ」という記載がありますが、これは太陽星座を意味しています。例えば私は11月生まれなので、蠍座という事になります。
この太陽は"自分の意志"、"表向きの自分"を示しているのですが、「〇〇座ってこういう人なんですよ」と伝えてもピンと来ない方が中にはいらっしゃいます。
というのも、太陽の力は自分で気が付いて発揮していく必要があるためです。例えば牡羊座には突破力・何かを始める力・リーダーになる才などがありますが、最初から能力が身についているわけではありません。時間をかけて研磨していく事で、自分の能力・長所として力が出せるのです。
これが"我がまま"という状態。自分の意志の赴くままに行動し、太陽のように周囲を照らし出す存在。これが人間として、向かうべき姿と言えます。
対して月星座は、占星術を用いないと知ることが出来ません。"内面の星座"と私は呼んでいて、「こうしていると安心する」という欲求が月星座の特徴です。
これは赤ちゃんとほぼ同じです。安心している時は静かだけど、何か少しでも不快な事があれば泣き出しますよね。つまり「わがまま＝月星座＝赤ちゃん」という構図が成り立ちます。
赤ちゃんもいずれは成長していき、小学校へ上がる頃には自分で考えて行動するようになります。ですが自分の欲求・感情を優先してしまうと、赤ちゃんの状態に戻ってしまうというわけですね。一時的に退化してしまいます。
これが"わがまま"という状態。月星座の欲求を満たすための行動が常にとれるのは、実は幼少期の頃だけなのです。
「我がまま」の意思に従う
「我がまま」という状態は具体的にどういうものか、もう少し詳細に書いてみます。キーポイントは前述の通り、「欲求」ではなく「意思」であることです。
太陽・月は「〇〇したい」という部分は同じです。言葉で説明するのは非常に難しいのですが、ネットでよく見かける以下の画像が的確に月を表している気がします。
これは「依存の恐ろしさ」を示したものですが、同時に「こうしていると欲求が満たされる」という流れを表現した画像でもあります。
薬物は基本、自分の意志で「飲みたい」と思う事はないと思います。そんなことを考える人の場合、画像の通り欲求が満たされずフラストレーションを募らせている場合が多いです。
「自分の意志で動く」とは、考え方や価値観に基づいた行動を取るという事です。太陽星座には、それぞれその人の基盤となる思考が宿っています。
牡羊座なら、何か新しい事を始めたい
牡牛座なら、五感を満足させ豊かさを求めたい
双子座なら、様々な情報を伝達したい
蟹座なら、気の許せるコミュティや仲間を形成したい
獅子座なら、周囲を賑わすパフォーマーになりたい
乙女座なら、清廉潔白できちんとした存在になりたい
天秤座なら、周囲を大切にして調和を取りたい
蠍座なら、巣を作り分析・研究をしたい
射手座なら、未知の世界へ冒険がしたい
山羊座なら、リーダーとなって組織の統率をとりたい
水瓶座なら、個性と博愛精神でフラットな世界を作りたい
魚座なら、優しさと慈愛精神で分け隔てなく愛したい
上記は解釈の一例ですが、自分の意志で動いているとそれに賛同してくれる人は必ずいます。それが「正しい方向へ進んでいる」という目安にもなりますね。
自分の欲求に基づくと、誰も付いてくる人はいません。空に浮かぶ月のように、暗く荒廃とした存在になってしまうのです(夜に月が輝くのは、太陽の光に照らされているから)
人間どうしても自分の欲求を優先しがちですが、「表向きの自分」と「裏の自分」をしっかり分けて行動していきたいところです。
ふと入浴時に思い浮かんだことに対して、少々肉付けをして書いてみました。参考になる云々より、自分自身「なるほどなぁ」と納得しました。
私の月星座は魚座です。「依存傾向」「人目から離れた場所」「優柔不断」「儚さ」などを表しているんですが、昔の私はまさにこれらの示す通りでした。なんにでもホイホイ信じてしまう癖が災いして、詐欺に何度も引っかかりましたし。
これを読んでくれた方が、「我がまま」な人になれる事を祈っています。
もし月星座が気になる方がいましたら、まずはご自分でホロスコープを作ってみてください。XやBlueskyの方でメッセージを送って下されば、一通りの説明は行えますので、気軽にメッセージをください。
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