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行政書士試験 合格のポイントは?

できるまでやる、できなくても毎日続ける。
これに尽きると思います。

毎日勉強を続けるために、日付を書く習慣をつけました。

私の受験勉強は仕事をしながら独学、でしたので
使った問題集は・・・
LECから出ている 出る順ウオーク問過去問題集1法令編
予想問題は1冊ずつ買い増ししながら
成美堂出版 行政書士2022年法改正と完全予想模試/2021年度版の2か年分
LEC 2022年版 出る順行政書士 当たる! 直前予想模試/2021年度版の2か年分
TAC 2022年度版本試験をあてる TAC直前予想模試行政書士
記述式問題対策として・・・
LEC 2022年版出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集
一般知識対策として・・・
「地方上級 教養試験 過去問500 2021年度」を試験3日前にさらっと
このように費用で行くと2万円以内、必要最小限にとどめました。
たくさん買ってもできなかったらどうしようもないし、そもそもで出願時期までに合格の道筋が見えなかったら「受験しない」と決めていましたので
とにかく最小限の道具ではじめて足りなければ少しづつ買い足していけばいいと考えていました。

テキストの類は読んでいる時間がなかったので一切使っていません。読んでもわからないので眠くなりそうだし、覚えられそうにないので。
過去問だけだとか丸暗記とはいいません、私もそんな荒芸はしてません。
ただ、過去問だけでも丸暗記でもかぎりなくパーフェクトに近いところまで仕上げていないと合格ラインには達しないでしょう。そこまでやって、時間の余裕があれば確実性を高めるために次の手を打つ、でよいのではと思います。

私はメインの学習教材として「出る順ウオーク問過去問題集」を使いましたが選んだ理由は過去問10年分、大量の問題が収録されているからです。行政法だけで189問ほど収録されており、これを100%正答できるようにしようとすると時間もかかりますし相当骨が折れます。
「5問ずつでも2か月かかる」と問題集に書いてありました。1回で覚えられるはずもなく、3回で覚えようかとなると単純計算で6か月かかる、ここで試験日までの日数から逆算して学習計画を立てることができれば、PDCAで進められます。
これ全部、どこから出ても、どの順番で出ても正答できるようにしておけば合格できるはず、と思い込むしかありませんでした。
行政書士試験は科目が多いといいましょうか、広範囲だと言われています。
一般知識なんてどっから手をつけてよいやら、という感じです。過去問を見ていくと一応、よく出るところは決まっているようです。ただ、全般的に出る、ので網羅性は必要です。行政書士試験では法律の解釈までは求められていませんし思考力や応用力、分析力なども求められていないので受験者それぞれの過去の経験、バックボーンによっても異なりますが基本的なことをこつこつ覚えればなんとかなるのではないでしょうか。一般知識に不安がある人は配点も大きいですし足きりもありますので学習にひと工夫は必要だとは思います。

行政書士試験の難しいところは、時間が足りないことに尽きると思います。考えている時間はないし、見直ししている時間もないです、本試験ではほんの数分見直しをする時間がありましたが見直し段階で直さなければ正解だったのにあせって直したせいで不正解になった問題が2問ありました。民法に時間とられるし、行政法は問題多いし、多肢選択問題は見たこともない判決文みたいの読まないといけないし、記述の時間を確保しておかないといけないし、解く順と時間配分は事前に準備しておく必要があります。
試験開始直後に試験問題をさらっとぺらぺらとめくってどんな問題出てるかな、くらいの余裕はあったほうがよいですね。
近い将来を見すえて、晴れて行政書士デビュー後に大量の書類をさばくための訓練と割り切るしかありません。予想問題を解いていく過程でこんな短い時間で6割も7割も取れるわけないでしょう、と発狂したくなることがたびたびありました、でも、そこんところであきらめないでやるしかないんです。試験日までに間に合わなかったらどうしようと不安に思っても、やるしかないんです。
そういう意味では、過去に追い込んだ経験、試験でも仕事でもそうですが、時間に追われ、締め切り、納期に間に合わせるような経験をお持ちの方、 公務員試験のように多種多様な問題を短時間で解いていく勉強をした方は行政書士試験受験上のアドバンテージがあると思います。もちろん学生時代に受験勉強をきちんとした人にとっては有利に間違いありません。

結果として自分の試験の得点を見る限り、勉強は絶対的に足りてなかった、法令問題は出来がよくなかったです、でも良い準備はできていたのかなと振り返っています。
もっと早くこういう資格があると知っていれば、若い時にやっておけばよかった、と行政書士試験に合格した今では考えています。アラフォーになるまで弁護士は知っていましたけど、行政書士という職業があることも知りませんでした。法律は必要なときに調べればいいんじゃない、くらいにしか考えたこともなく、大学選びをするときに法学部は真っ先に消してました。その前に医学部が自動で消えていましたが。年食ってから勉強するのは大変です。ほんと。そういえば、今の若い人は勉強しにくい時代を生きているんだなど思われます。私が若い時にはゲームはテレビゲームですし、電話は家電(いえでん)だし、マンガや雑誌は買ってこないといけないし、家の中なり、外なりどこかにいかないと、できない、遊べない時代だったので時間をむだにする誘惑は今の若い人よりも少なかったんだでしょう。ラジオを延々と聞いていたことがありますが、放送はコマーシャルも入るし、聞きたい番組ばかりが続くわけでもありません。今の学生さんは手元でスマホでなんでもできちゃうので時間を浪費する誘惑だらけです。CMはとばせばいいし、倍速で視聴できるし、のめりこむのわかります。

行政書士試験の合格率は約10%、10人に一人の合格率です。でも、試験会場ではちょこちょこ欠席者も見受けられますので、8人に一人くらいの割合じゃないかな。さらに記念受験的な人もいるでしょうから、最終的には5,6人に一人。ボーダーライン上の攻防になる人が10人のうち2~3人でしょう。合格ラインを突き抜けるのは、ここでのるかそるか、を決めるのは、できるまでやったかどうか、でしかありません。合格ラインが見えるところまでまずたどりつく、次にそこに確実に届く準備ができるかどうか、です。

大昔の経験で申し訳ないですが、予備校に通って大学を目指していたことがありました。○×大コースみたいなコースに在籍していましたが受験シーズン終了後、開けてびっくり、○×大学に合格していた人は教室に数えるほどしかいませんでした。大学受験で苦い経験がある人は同じテツを踏まないようにすればよい、となります。

私はそのコースでの成績は下のほうでしたが、その当時も朝晩アルバイトしながら予備校だけは通って、予備校の授業以外ではあんまりちゃんと勉強した記憶がありませんがコースが目標とする大学群の下のほうの大学学部には合格しました。その成功体験があって、そこが私のアドバンテージだったのは否定できません。
世の中には非常識なうんちゃらら、みたいな学習指南書や情報教材、また、合格率○%、過去問だけでは合格しない、とか的中率×問の講座など様々な行政書士関連の学習材料がありますが、情報に惑わされることなく、受験することを決めたら、まず自分のできること、できないことを冷静に分析して、良い準備をすることです。
行政書士試験はなんらかのかたちでほとんどの範囲から出題されますから
出題範囲を網羅していないとたちうちできません。そのうえ、商法で見たこともないような問題が出たりします。何回読んでも理解できない、読むことさえままならない難解な問題文、どれも同じに見える選択肢、こんな問題といたって仕事では使わないのに、、、、みんな同じ思いで取り組んでいます。
惑わされてはいけないのは、10人に一人の合格率ではなくて、欠席者と最初から圏外の人がいて、実質は6人にひとりくらいの割合だということです。選択問題(マークシート)で180点オーバーをめざすと75%の正答率です。商法で4問はとれそうにもないから、行政法で1問足して、なんてやってると行政法は8割以上とれないと逃げ切れないことになります。非現実的なことには生産性はないので、力をいれるところとそうでないところを見極めて、やるべきことを決めることが最優先です。
私は時間的な制約、記憶力(暗記)に自信がない、法律勉強したことない、が不利な点で、でも、国語は得意、一般知識で足切りは大丈夫そう、文章を書くのは苦手ではないから記述で部分点をとろう、のような思惑が見えてきます。そういうわけで私は何か書けば部分点もらえて3問で30点くらいはとれるでしょう、と目測して、記述問題を中心に勉強をはじめることにしました。


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