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世界史でフランス革命のくだり正直あんまりわかんなかったひとが『第3のギデオン』を読んでテンションぶち上がった話

アプリ・マンガワンで乃木坂太郎著の『第3のギデオン』が3/27まで無料配信中なので、是非読んで欲しい。

平民として生まれギデオンと、貴族のジョルジュは実に仲の良い兄弟のようなふたりだった。ときは、フランス革命直前、ふたりは成長し、革命の渦となり、巻き込まれていく……。

家族愛、を突きつけてくる猛烈に面白い歴史漫画でした。ギデオンの家族関係であったり、王家の家族関係であったり。そして王が国民の「父」である、というところまで。この多層な「家族愛」がもっぱら魅力です。

平民と貴族の軋轢、当時の女性の立場など、歴史的な背景を意識させられる描写にも刺さるものがありましたけれど、まず、とにかく、キャラ立ちがすごい。ジョルジュが超絶美形なのに、ギデオンのせいで顔に傷を受けている……という時点で、テンション上がるひとも多いと思う。もつれた友情って、良いなぁ……と改めて思いました。

歴史漫画、あまり数読まないんですけど、それぞれの人物描写があまりに面白くて、舞台を見ているように面白かった。舞台的に言うなら、顔の演技?というような感じ。

マリー・アントワネットのイメージが一番変わったかもしれない。超絶かっこよくてかわいくて強い強い王妃様であり、母親だった。おんなであることを巧みに使って生き延びた強かなおんなであった。……愛するしかないじゃない。

10〜11話ぐらいまで読んでみて、面白かったら、是非読み通していただきたい、これは本当に推せる漫画です。よろしくお願いします。

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