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栗州 杏果の映えない日常⑥


ラジオ人生相談📻


仕事しつつ、ラジオで人生相談聴くのにハマってます。
(ハマってるなんて言っちゃ相談者さんに失礼なんですが)

これ、母が聴いてたような気がするなぁ。
音楽とかそのままよ。
 
蘇る幼き日の記憶。
そこはかとなく漂う昭和感。

この日相談してきた女性の声質や語り方なんかも昭和っぽくて懐かしい。

いや、そんなこと言っちゃいけませんね。
相談する方は大変な問題を抱えているのです。
相談内容は割愛します。
ラジオで公開されたとはいえ、個人的な問題でしょうからね。

それに万が一、万が一ですよ。これを読んでる方が

「え💦これ私が相談したやつやん? やめて💦」

なんてことになったら大変ですから。
それでは早速↓

パーソナリティ 「今日の担当はマドモアゼル・ほにゃらら先生です」

マドモアゼル 「はい、どうも」

発される野太い声( ゚д゚)
マドモアゼル、まさかの男性。

マドモアゼル 「まずね。相手の方を訴えるには◯と△、二つの方法があります」

ふむふむ。

マドモアゼル 「ただ、アナタね。これやろうとすると一年や二年余裕でかかりますよ」

わあ(;´д`)

マドモアゼル 「アナタはその間、辛かった過去の経験と向き合わなければいけないんです」

相手を許せない気持ちも分かる。
けれど、それをずっと心にとどめたままでいることほど勿体無いことはないんじゃないか。
それを手放して生きて。
今の状況ならそれができるのでは?
もちろん、訴えるかどうかはアナタ次第だけど。

と、マドモアゼルは諭します。
応ずる女性の声が明らかに力強くなりました。

やるな、マドモアゼル……。

栗州は内容を聞いてると腹が立ってきちゃって。
相手をギャフンと言わせてやれ! なんて思ってたんですけど、マドモアゼルはこの女性の真の幸せを考えたアドバイスをしたわけです。

様々なお悩みに、限られた時間で答える先生ってのはすごいですね👀


また別の日は。

パーソナリティ 「はい。今日は、なんちゃら大学の◯◯教授です」

教授 「よろしくお願いします」

おお、頼れそうな女性の声です。
教授がアドバイスを始めましたが……。

今日の相談者さん、「でも」と「だって」を連発。
聴いてると、こういう方たまーにいらっしゃる。
何故に相談してきた?

今日は食い下がる系の相談者さんですねー。
すると。

教授 「アータねぇ!」

キレ始める女教授。

教授 「相手のために“これだけしてきた”っていうのは、恐らくご主人の方が圧倒的に多いはずよ!」

相談者 「はあ。そうですか」

そうですかって何だろ。
教授、ますますヒートアップしていきます。

教授 「心が離れていってるという、それは相手を思いやれないアータに原因があるんじゃないですか!?」

おおー。
バッサリ斬りましたね。

こんな風にツッコミ入れたり、「そうそう、それよ」と頷きながら聴けるのもこの番組の醍醐味です。そして。

「教授はね、ほにゃららっていうことを言いたいんだと思いますよー。
大丈夫でしょうかー?」
 
相談者をフォローしつつ、番組を丸く収めようとするパーソナリティ。
これも聴きどころの一つです。

それはさておき、中にはパーソナリティも絶句するような、自分も何と声をかければいいのか分からないような胸の痛む話もあります。

事実は小説より奇なりと申しますが……

そんな境遇だったら自分ならどうするだろう。
また、相談を受けたらどう答えるだろう。

そして、なるほど先生はこういった切り口でアドバイスをしていくんだなぁ。
お悩みの概要を聞き出すパーソナリティさんもすごいなぁ。

栗州は深く頷きながら、今日もラジオに耳を傾けるのでありました(仕事せい✋)。
様々な人生模様が語られるラジオ人生相談のお話でした。


▼いつか深〜い話を書きたい栗州の出版物📢


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