ウィッグの話

こんばんは、美玖です。
いよいよ明後日から会社復帰だというのに、夜型生活は戻るのか心配ではありますが
昨日お出かけしたことを書く前にちょっとだけ。

私のやっている抗がん剤治療は、所謂TC療法(パクリタクセル+カルボプラチン)に加えて、アバスチンも投薬してます。
この3種のどれなのかは分かりませんが、副作用として脱毛は絶対です!!! と入院初日に説明されました。


抗がん剤治療やると言われた昨年12月から、脱毛のこと考えては毎日泣いてたんですよ?
外で笑って、おフロで泣いてたんですよ?
なので心していたつもりだけど、それはやっぱりつもりなだけで
本当は心の中で、個人差あるから私は大丈夫かも?なんて一縷の望みにかけていたけれど、ダメ押しされた訳です。

脱毛は投薬後14日後あたりから始まるそうで、闘病と仕事を両立したい私にとって、準備は早くするに越したことはない!と思い、昨日退院後初のお出かけとしてウィッグを買いに行ったのです。

入院中に同部屋だった方から紹介してもらったところは、驚くほど自宅から激近で(助かった!)
美容室だけど、病気等で脱毛した方向けにウィッグを扱っているのですが
担当さんと話しては泣くダメな私(´;ω;`)
やっぱり自分ではまだ割り切れてないんだなーと、後から痛感。

そうそう、ウィッグ。
ウィッグと一口に言っても種類があって、人の髪の毛を使用した「人毛」
人工繊維を使用した「人工毛」があるそうな。
どっちもそんなに変わらないのでは?と思ったのは大間違いで
実際に触ると手触りが全然違う!
使用していくにつれての傷み方も全く違うとのこと。
なので、普段使い用に人毛、洗い替え用に人工毛の両方を一つずつ購入しました。
価格も、某Aなどの大手のように何十万円もするものではなく、2つ買って6万円ちょい。
安い買い物ではないけれど、大手で購入するよりはお得に買えたなと。
それに、こちらのサロンはウィッグのメンテナンスだけではなくて、抗がん剤治療の副作用による爪の欠損や頭髪ケア等トータルで相談に乗ってくれるサロンなので、今後自分自身のメンテナンスも出来るのが本当に嬉しい~。

そして、元気になったらやりたいことが出来た。
抗がん剤治療が終わって、地毛が生えてきたら、私もヘアドネーションやろう!ってこと。
今回人毛のウィッグを買ったけれど、このウィッグはどなたかの善意で出来たウィッグ。
その人のおかげで、私が抗がん剤治療と向き合うことが出来る。
だから、私も誰かのためになるのなら、頑張って伸ばして寄付したい。
って話している時にまた泣いたよ(´;ω;`)
担当さんは、そう思ってくれる気持ちが本当に嬉しいですと言ってくれました。
がんになって、人の優しさ、暖かさをより強く感じる毎日です。

明日も頑張るぞー!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?