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人は何によって極限状態を生き延びるのか

少し長いタイトルです。

タイトルはなるべく短くまとめるように
してるのですが。


人は何によって極限状態を生き延びるのか!?

とある本からの引用です。

その一つの答えが、
アウシュビッツから奇跡の生還を
遂げた人の体験記にあります。


奇跡の生還を遂げたフランクルという男性。

彼は手記を出してます。


その中でこう言ってます。

精神的に高い生活をしていた人間の方が、
頑強な肉体の持ち主よりも、
過酷な収容所生活を耐え抜いた。


意外な答えです。


生還した人は、
てっきり体が丈夫で頑丈な人ばかりと
思ってました。


繊細な心は、
自分の目を一瞬厳しい現実からそらせて、
不思議な神の領域に運んでいく力を
秘めてるのでしょうか?


フランクルが一つの例を挙げてます。


ある日労働で疲れ果て、
ボロ雑巾のように横たわってた時、

1人の仲間が飛び込んできて、
「夕日がすごく綺麗なんだ!見に来い」


言いました。

何人かは急いで外に出て夕焼けを見ました。

その中の1人がこう言いました。

「世界って、どうしてこう綺麗なんだろう」


フランクフルは、
このように夕日に魅せられて、
眺め入るタイプの人が、
かえってアウシュビッツを生き抜いた
といいます。


中には、
夕日が美しかろうが、
自分には関係ないという人達も多くいたのですが、
その人達のほうが先に倒れていったと
報告してます。


これは、
とても示唆に富んだエピソードだと思います。


フランクフルはのちに、

人生の幸福は、
どれだけの感動を得たかによって決まる。


という考えを持つに至ります。


人間は無感動になってしまったら
おしまいだ。
殺される前にくたばってしまう。



だから人は、
つねに感動していなければいけないと

フランクルは言ってます、


で、

話は精神医学に飛びますが(笑)、


向精神薬(ベンゾ含む)を減薬断薬すると、
断薬後は、
美しいものが、なお一層美しく感じる!


という現象を訴える人が多い。

きっと、
薬を飲んでる時は、
脳が鎮静されボーッとして、
おばかちゃんになってるから、
感動や美しさを感じる五感能力が
麻痺してるだけと思います。


で、
脳から薬の影響が抜けてくると、
本当に自然やいろんなものの美しさが
感動レベルに感じれるようになる。


この現象は、
私もハッキリと体験しました。


感動レベルでしたね。

今でも、
自然の美しさには、
涙が出るくらい感動します。


現代は、
アウシュビッツ程の極限を経験することは、
幸いにもほとんどの人にはありません。


私が体験した1番の極限は、

やはり収容所です!(笑)


精神科閉鎖病棟です!!


黒歴史です。
ヤバイ。


菊の花

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