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【結婚式やりたくなかった花嫁の結婚式思い出①】衣装選び編

ひょんなことから結婚願望も結婚式願望もなかったのに、すごい勢いで両方の決行してしまい。後悔はしつつも大金かけたしこれ以上記憶を失うのもなんだかもったいない気がするのでレポを書きます。

まずドレスから
自己肯定感が低くて体型にコンプレックスがあって卑屈な私はここがかなりしんどかった。
世にはびこる花嫁インスタグラムの投稿は私のような無の花嫁には合わねえドレスを着て人前に出るなんて恥ずかしい!つらい!ドレスショップの人は仕事だから適当に褒めてくるし!
自分見失いすぎて何もいいと思えない状態に陥った私の感想です。

まず、衣装は式場提携のドレスショップで選ぶように指定されていました。
人気のドレスショップらしく10万のクーポンついているのはお得だよ~とのことで何の疑問も持たず見に行くことに。
うっかり勢いで結婚式予約した私はそんなことも知らず、ましてやドレスブランドなぞひとつも知らない状態です。

そもそも着たいドレスなんて無い、そもそも私のような衣装素人が着慣れない服を着るお遊戯会感…
どうしようもない自意識とかなんやかんやの羞恥心のせいで人様にドレス姿を見せるなんて…ましてや背中や胸ばっくりあけるなんてありえない。
おまけにデブとまではいかないがBMI20~21を行き来する日本人にしてはやや太めな体型と160後半の身長と骨格ナチュラルとストレートMIXを想像させる骨感と肉感が盛られた体型…
要はコンプレックスしかないけど、なんとかしてほしい。
いやいや、いっぱいはドレスあるから1着くらい着られるのあるやろ。的な気持ちで嫌々ドレスショップに向かいました。

しかし、ここで現実を目の当たりにします。
ドレスショップに到着し、担当してくれるのは若手っぽい子と若手の補佐をしているベテランのお姉さん二人が対応してくれました。
早速カウンセリングをし、「露出は少なめ、体型カバーできるもの、普段の服のサイズ(スーツだと13号、洋服はM~L)」と伝えました。
そこで若手の子から一言「うちはインポートブランドの扱いがほとんどで9~11号が基本の取り扱いなのであなたが着られるドレスはかなり限られてくると思います」と言われました。

太っていることはわかっていたけどそこまでだなんて、私って規格外だったんだな、、と現実を突きつけられて大ショック。
そして「お好きなドレスイメージの写真はありますか?」と言われるもそんな理想は無い。
どうやら今時はインスタなんかから写真を持ち込むのが当たり前らしい。
花嫁というものはどうやら夢と理想をたくさん持った幸せいっぱいの細見であることが条件かのような印象を受け。
どんどん泣きたくなってくる私。

そうして出てきたのが背中と胸ばっくりのマーメイドラインドレス。
着てみたものの背中の肉がむぎゅっとだっちゅ~の状態になりみじめな感じ。露出したくないよ…と再度伝えると「インポートブランドだから露出は基本」的なことを言われ一蹴。
2着目は大柄の花の刺繍が入ったAラインドレス。
これもがっつりオフショルで背中がV字になっている。


試着にて。ひどい有様である。
これが自分自身の怠慢のせいではあることは理解した上で
露出はしたくないと申しておるのだ。

だからさぁ…
とはいえ、サイズが無く当日着るものが無くなるのは困るから一旦仮にでも抑えた方がいいと言われマーメイドラインを仮押さえ。
その日は涙目になりながら一緒にきていた夫と居酒屋に寄って鬱憤を酒で流した。

でも、やっぱりその3日後、あのドレスを着て人前に立つのは無理だと思いキャンセル。ここまでの3日間、毎晩寝る前に泣いてた。
あのキラキラした慣れない空間に放り込まれたあげくに着るものが無い自分が惨めすぎてつらかった。

そして、1か月半後の2回目の試着時には再度露出はしたくないことを伝え、レースのトップスなどあわせるもなんだかダサい感じになりこれはこれで好みじゃない。
着たいドレスも無いしましてや選択肢が少ないのであれば最低限の値段のものでいいと伝えてはいたのですが、最後の最後に予算オーバーですがと出されたのが今回、結婚式で着用したドレスでした。
総レースで首元までレースがあり7分袖でしっかりカバーされるもの。
今までで一番着られそうなドレス…正直もうドレスショップには来たくない気持ちでいっぱいだったので高かったけれど、当日の写真を見てはみ出た肉に泣くこともしなくていいと思い、決定。

提携ドレスショップのHPではこんな紹介がされている海外ブランドのドレスでした。

■Reem Acra(リーム・アクラ)
彼女の創り出すドレスや世界観はポジティブなパワーと繊細さを合わせ持ち、身に纏う人に自信を与えるドレスとして、世界中のセレブリティ―や花嫁を虜にし続けています。自分らしさと特別感を求める花嫁にぜひ選んでいただきたいブランドです。

実際に着用した画像

総レースが上品で珍しく、広がりすぎない裾が大人っぽくて甘ったるいのが苦手な私にちょうどよかったです。
何よりも!!!腕も胸も背中も隠れるのがとても良い。

身長が160後半なのでロングベールで大正解でした

こちらは15号サイズのドレス。
メイクさんたちが初めて見るドレス~と仰っていたのを聞きながら「15号着る花嫁めったにいないもんな…」という気持ちでした。
当日、友達からもよく似合っていると褒めてもらえたしこれはこれで私に合ったドレスだったのかもしれないと思えるところまでは回復しました。

以降、新郎のタキシード決めやお色直しの衣装決めなどでドレスショップには何度も通うことになりますが毎回、変な汗と嫌な気持ちになる不思議な場所でした。

インスタで何着も着ている人や憧れのドレスに袖を通す人、色々見かけたけどどれも私とはかけ離れた感性と世界の人で本当に何にも参考になりませんでした。
キラキラしすぎてまぶしすぎる。
マリッジブルーで視野狭窄になってしんどくなっている人がもしいたら私みたいなやつもいるよと思い出してください、、

ちなみにカラードレスも見るからに露出しまくりで苦痛の極みだったので一着も着ることなく和装にしました。
首が短く体がでかいので和服は昔から似合わないけど、露出がない分すぐ決まりました。

マツケンサンバを彷彿とさせるイエローゴールド

おそらく私のことをよく知る友人たちは、私がオレンジやイエローのドレスでお色直しドレスを着てくると予測を立ててくれてた人が多かったと思うので良い意味で裏切れたかなと思います。

ものすごく暑くて重かった…!

これにて衣装選び編は以上です。

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