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ことば溜り

せいかつをしていると、雨漏りをするように、ぴちりぴちりとばけつの中に言葉が溜まるのです。
電車に乗ってそれを眺めては、授業を受けながらまたちらりと覗き込み、友達と別れた帰路、その寂しい気持ちにまたぴちり、とばけつに音が響くのが好きで、それは私がことばを愛している音なのだと自惚れるのが好きなのです。

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