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夜と霧 / ヴィクトール・E・フランクル

希望を完全に断ち切られた生存率5%ユダヤ人強制収容所で絶望した人々がどのように命を繋いでいたかが書かれている。毎朝起きるたびに絶望に突き落とされる日々。名前すら奪われた人々の日々の記録。希望は人の生きる糧になる。クリスマスに解放されないことに絶望して死者が増えるなど、これからコロナ禍で訪れる未来にも通づる人の心の動きがある。ユダヤ人強制収容を知る入門書としてもおすすめ。

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