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2023→2024

2023年は
初めましての方にも
前々から仲良くさせていただいた方にも
たくさん出会えて
素晴らしい一年にする事ができました。

・・・と、
ただ年末の挨拶をしても
良かったのですが、
少し物足りなさを感じたため
2023年にリリースされた
楽曲の中で印象に残った10個と
番外編として坂道グループの楽曲を1個
紹介する事にしました。

個人の偏見でしか
形成されていない感想文になりますが、
軽い気持ちで適当に読んでいただけると
とても有り難いです。


➀:Vaundy「まぶた」

1番・2番のサビ前と大サビ前の歌詞の
「瞼が疲れるほど」「瞼が疲れるまで」
のリズムを初めて聴いた時に驚いた。

個人的な感覚になるが、
この歌詞に即して話すならば
今までは「瞼が、疲れるほど」という
区切り方のリズムを持つものは
何回か聴いた事があった。

しかし、
この楽曲は「瞼、が疲れるほど」という
区切り方のリズムであったため、
初めて聴いた時から
その部分が暫く頭から離れなかった。

そんな出来事を経験した事から
印象に残った楽曲の1つとして選択した。


②:マカロニえんぴつ「リンジュー・ラヴ」

この楽曲を初めて聴いた時に
どちらかと言えば
老夫婦に似合う楽曲である事を
サビとCメロの
歌詞の一部(太字)で感じた。

何度もあなたの名前を 届かない声でも呼びたい
まだ死ねない!抱き合って感じたい
「愛していたんだよ」って今さら遅いよなぁ
哀愁のフォークロックも、ディスコなユーロビート
ぱらっぱらっぱらっぱら
泣き止んだ夜にまた聴かせて?

(中略)

ブランコの星空 ベタベタの鍵穴
寂しそうなアパート
渡せなかった約束のカセット
「ごめんね もう待てないや」

マカロニえんぴつ リンジュー・ラヴ 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)

この楽曲を主題歌として採用した
ドラマの主要な登場人物や歌い手達は
一般的な"老夫婦"とは
年齢がかけ離れている。

だからこそ、
サビとCメロの歌詞を
聴いた時に違和感を抱いて
それぞれの全盛期を調べてみた。

フォークロックは、
音楽のジャンルの一つで、
フォークとロックの要素を融合した音楽を指す。
全盛期は1960年代半ばから1970年代前半である。
フォーク音楽に、電気機器を導入したことで誕生したとされている。

フォークロック - Wikipedia

ユーロビート は、
主に電子楽器を使用したダンス・ミュージックの一種である。
ユーロ・ディスコをルーツとし、
Hi-NRGと同時期の1980年代後半に流行した。
現在「ユーロビート」と呼ばれているものは、
1990年代後半以降に日本市場向けに特化し、
独自に進化したものを指すことが多い。

ユーロビート - Wikipedia

コンパクトカセットは、
オランダの電機メーカーであるフィリップス社が1962年に開発した、
フェライトを素としたオーディオ用磁気記録テープ媒体の規格である。
小型かつ安価である事から民生用記録メディアの事実上の標準となり、
20世紀後半の音楽市場を支えた。

コンパクトカセット - Wikipedia

このようにWikipediaの情報に即して
それぞれ調べてみたが、
この歌詞の登場人物達の動向から
1960年代半ばから20世紀後半の
時代を経由してきた事が窺える。

歌詞の流れと
それぞれの全盛期の時系列が
連動している影響で
人物像が掴みやすかった事と
若い年代でそのような歌詞を
書き上げた事実に驚いた事から
印象に残った楽曲の1つとして選択した。


③:米津玄師「LADY」

様々な手法で歌詞の至る所に
韻が散りばめられていることは
毎度の事ではあるが、
今回は個人的に
「子供」の特徴を上手く捉えていると
感じたためその事について話そう。

かつて
iPodの発案者である
トニー・ファデルが
世界中の著名人による様々な講演会を
開催・配信している非営利団体の
「TED」で
講演会を実施した時に
このような事を述べていた。

大人は何かに頻繁に接することで
それに慣れていくが、
子供はそこまで長く生きていないから
慣れることはない。
なので問題に直面すると
その場で解決しようとする。
その結果より良い方法が生まれ、
それがかなり良かったりするんですね。
(中略)
ピカソは言いました。
「子供は初めから芸術家だ
問題は大人になっても
芸術家のままで居られるかどうかだ」
私達も世界を初めて目にした時には
もっと明瞭に見ていたはずなんです

トニー・ファデル: デザイン最大の秘密...気付く事 | TED Talk

歌詞に即して話すならば、
微かな足音もシーツの置く場所も
回数を重ねて行けば
やがてそれが習慣化され、
次第に何も感じなくなる。

だが、
習慣化は決して悪いものではなく、
細かい事が自身の中で引っ掛かって
気になって仕方がないという事象が
減って気疲れする日が減って
心に余裕ができるという
メリットを兼ね備えている。

曖昧なメリットの説明になったが、
もし分からなければ
トニーファデルのTEDの講演を
視聴していただけると有り難い。

少々脱線したが、
この楽曲の
1番と2番のBメロの歌詞では

微かな足音 シーツの置く場所   
それだけで全てわかってしまうよ
見え透いた嘘も隠した本当も   
その全て愛おしかった

(中略)

いつもの暗い顔 チープな戯言   
見過ごすようにまた優しいんだろう   
見え透いた嘘も隠した本当も   
その目から伝わってきた

米津玄師 LADY 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)

と、
相手(君)の些細な動きで
全て理解している事から
この歌詞の「僕」は
感受性が豊かな人物・・・
つまり子供と似たような感覚の
持ち主である事が窺える。

この考察を踏まえて
トニーファデルのTEDの講演を
思いだした時に
子供の特徴を上手く捉えて
言語化させて
その上で
子供みたいに 恋がしたい」という
歌詞を入れたことに凄さを感じた。

そして、
人や物など関係なく、
何かを好きであり続ける限り細かい事に
慣れる日は訪れない事を理解した。

実際に振り返ってみた時に
私の周りで"好きなもの"がある人は
常に何かに熱中してときめいていた。

異性の髪型や仕草などを
細かく把握している人や
意外と気付かれない
些細な出来事が琴線に触れて
怒ってしまう人や距離を置く人などを
度々見掛ける事はあった。

しかし、
その原因は「好きだから」という
単純なものであった事に気付かされた。

自分でこの文章を打っていて
深く考えれば
分かりそうなものではあると思ったが、
案外そうではなさそうだ。

そんな新たな視点と
人間関係の構築のヒントを
与えてくれたことから
印象に残った楽曲の1つとして選択した。


④:YOASOBI「アイドル」

このツイートで
掛け合わせのリメイクverの
存在を知って

やがて公式に認知されて

この動画で
かつてのニコニコ動画の
流れるコメント欄の
文化を思い出して
あの方の事を思いながら
懐かしさに浸っていた。

様々な出来事のタイミングが
重なったことから
印象に残った楽曲の1つとして選択した。


⑤:星野源「生命体」

初めてこの楽曲が
TBS系で生中継される
『世界陸上』『アジア大会』の2大会の
テーマソングに決定した投稿を見て
サビの部分だけ聴いた時に
どのような楽曲になるか
とても気になった。

そして
日付が変わったと同時に
初めてフルverを聴いた時に
MVの情報量に圧倒されて
歌詞の事を忘れそうになったが、
それを理解した状態で
落ち着いて歌詞を見ながら
再び聴いた。

その時に
AメロとBメロの韻を
意識しながら
競泳や陸上トラック競技など
2大会の要素が盛り込まれていて
様々な発見が得られた事から
印象に残った楽曲の1つとして選択した。


⑥:藤井風「Workin' Hard」

事前情報としてこの楽曲が
FIBA バスケットボール
ワールドカップ 2023のテーマソングに
採用されているという情報を
仕入れていた。

その状態で聴いた時に
従来のスポーツテーマソング達よりも
ローテンポではあるが、
度々入るクラップ音と相まってか
活力が湧くような仕上がりになっていて
とても不思議な感覚になった。

そこから何回か聴いている内に
Queenの「We Will Rock You」と
似ている事に気が付いた。

だからこそ、
異質なオーラを帯びていたが、
わりと早い段階で違和感が無くなって
馴染むようになったと
納得する事ができた。

他にも「Workin' Hard」と似たような
スポーツ大会の主題歌に起用された
楽曲が存在するかを考えた時に
浮かばなかったため、
その独特な個性に惹かれて
印象に残った楽曲の1つとして選択した。


⑦:緑黄色社会「マジックアワー」

初めてこの楽曲をラジオで聴いた時に
サビの歌詞の部分(太字)が良いと感じた。

あなたは花火
あたしは水面

どんな姿も受け止めるから
夏が過ぎてもこのままで
見上げていさせて
いつでもその姿映していたいだけ

緑黄色社会 マジックアワー 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)

これと似たようなもので
「太陽(女性)と月(男性)」と表現する
歌詞を見掛けた事があり、
それを夏の季語を用いて
昇華させたような感じがして
解禁後もしばらくその歌詞が
頭から離れなかった。

それがきっかけで
「太陽(女性)と月(男性)」の
由来を調べてみた。

どうやら幾つか神話が
存在しているらしく、
自分で調べた限りでは
ツンドラ地帯に住む
先住民族グループである
エスキモーの神話が近いと感じた。

Wikipediaでは
以下のように記載されている。

イガルクはある村で妹であるマリナと暮らしていた。若い頃は同じ家に住んでいたが、成長すると、男女それぞれのロッジで分かれて住むようになった。離れてみると、マリナは村の娘の誰よりも美しいことがわかった。イガルクはある日、誰もが眠りについた深夜を狙ってマリナを強姦した。それは三夜続いたが、三日目の夜、マリナがランプのすすを手に取り、イガルクの顔に塗りつけた。事が終わり、イガルクが男のロッジに帰った後、マリナはランプを取って男のロッジの屋根にのぼり、天窓を通して見てみると、彼女の兄が犯人であることがわかって驚いた。 兄に強姦されたことを怒ったマリナはナイフで自らの胸を削ぎ、それを持ってイガルクのもとへ行った。「私を存分に楽しんだなら、これを食べなさい」と投げつけると、マリナは松明を掴んで逃げた。イガルクは同じように松明を取り、彼女の尻を追いかけた。彼女の逃げた後は血の跡が点々と付いていて、容易に追いかけることが出来たが、イガルクは躓いて松明を落としてしまい、わずかな燻りを残して火は消えてしまった。 マリナはそのまま空のかなたへ逃げて太陽になり、それを追いかけてイガルクもまた月になった。

イガルク - Wikipedia

収録楽曲でありながらも
色々と比較しながら調べるほどに
興味を抱いていた事から
印象に残った楽曲の1つとして選択した。


⑧:King Gnu「SPECIALZ」

初めて聴いた時に
何と言っているか分からなくて
その後に歌詞を見ても
オリジナルの英語表記になっていて
何故こうなっているのか
不思議であると思った。

"WE R SPECIAL"

土俵際の際際で堪えましょう
東京沿線大荒れ模様
報道機関氣裸氣裸血走ります
冷静と俯瞰は御法度です

"get 10st in 31"
自分を庇う言葉ばかりを
いつまで言い聞かせるの?
"get 10st in 31"
生き様を悔いるなんて
そんなの御免だわ

応答してよ其体温感じたいの
低体温のフローが点けた青い炎
ロマンティックに誤魔化さないで
単刀直入に切り裂いて
熱っぽいラブソングには酔えないよもう

"i luv u 6a6v"

King Gnu SPECIALZ 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)

ただ、
歌詞の意味が分からなくても
このおどろおどろしい感じと
ローテンポの組み合わせが、
主題歌となっている
アニメの世界観と合致していて
盛り上がる楽曲になっていると感じた。

そんな独特な世界観にハマって
明るい時でも作業をしながら
公式MVをループ再生で聴き続けて
テンションを挙げていた事から
印象に残った楽曲の1つとして選択した。


⑨:湘南乃風「Desire」

今年の夏に公開された
仮面ライダーの映画主題歌なのだが、
歌詞の一部(太字)に
主人公や量産型の敵キャラの名前が
歌詞に盛り込まれている。

It's Desire for someting new(叶えたい願いは!)
また次次続く(繰り返す世界は!)
幾つもの 時を超えても 諦めなければ 
変わる未来は 邪魔とは言わせない destiny!!

湘南乃風 Desire 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)

作品と関係するワードが盛り込まれた
この類いの楽曲は見掛けるが、
この仮面ライダーの作品において
量産型の敵キャラの名前が喋る
独特な言葉が存在しており、
それも歌詞に盛り込まれていて
初めて聴いた時は驚いた。

実際に照らし合わせながら
和訳したものがこちらになる。
(和訳の方は別のサイトで調査)

ロエゼラビビテウ!(待ちやがれ!)
ジュラピラ!ジュラピラ!(変身!変身!)
ロエゼラビビテウ!(待ちやがれ!)
ラサツームアラチャファ!(何すんだよ!)
ロエゼラビビテウ!(待ちやがれ!)
ジュラピラ!ジュラピラ!(変身!変身!)
ロエゼラビビテウ!(待ちやがれ!)
セオスダ!(ひらけ!)

湘南乃風 Desire 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)

映画の上映時には
ワンコーラスしか流れなくて
それからフルverが解禁されるまで
気長に待ち続けていた。

実際にそれが解禁されて
初めて聴いた時に
映画や地上波で放送されていた時の
数々のシーンが
フラッシュバックした事から
印象に残った楽曲の1つとして選択した。


⑩:Ado「クラクラ」

最初はとある事情で
何回かリピートしていたが、
ある日カラオケで歌ってみた時に
思いのほかサビの部分が
気持ち良かった。

あまりにも単純すぎるが、
それ以来、
尺の短さも相まって
フル尺の公開から約2か月で
かなりリピート回数を重ねた事から
印象に残った楽曲の1つとして選択した。


番外編:櫻坂46「Start over!」

2023年における櫻坂46の活動は
総合的に見て目を引くものが多く、
その影響で認知度も上がって
多くのファンが増加した。

何故その現象が起きたのかを考えた時に
この楽曲が大きく関連していると感じた。

発売当初は注目視をしていなかったが、
櫻坂46の歴史と未来を辿る物語展の
「新せ界」で
この楽曲の
"日本が櫻坂をどう見せるかではなく、
櫻坂が日本をどう見せるか
"という
解説を見た時に印象が変わった。

それ以降、
マレーシアのクアラルンプールと
フィリピンで開催された
ライブなどに出演した事や
海外のアーティストと
交流などを重ねてきた事から
その解説を実現させていると思った。

そんな体験をしなければ
感じられなかったわけなのだが、
Youtubeのチャンネルを見た時に
3年前に発売した
1st Singleの「Nobody's fault」よりも
再生回数が上回っていた事に気付いた。

この状態から、
12月27日にとある情報が解禁された。

そして、
12月29日に
YouTubeチャンネルのTHE FIRST TAKEで
特徴的なダンスを封印した状態で
この楽曲のパフォーマンスが公開された。

今年を締めくくるパフォーマンスを
披露するアーティストとして
櫻坂46が抜擢された驚きもあったが、
多くのファンを増加させるほどの
人気の高さが具現化されたと
感じられた事から
番外編の楽曲として選択した。


年末のご挨拶

上述した通り
個人の偏見でしか形成されていない
感想文になりましたが、
如何だったでしょうか?

こちらの方は
来年も時間があったら
紹介したいと思います。

さて、
ここから先は年末のご挨拶を。

2023年も
多くの方々と交流を重ねたおかげで
新たな気付きを発見して
それを自分の世界観の拡張に繋げられて
お世話になった事を実感いたしました。

また、
今年の2月に
浜松町で開催されたイベントで
オテンキ のりさんにお会いして
久々にお話しできた事や
今年の8月末に
人生で初めて乃木坂46の神宮公演を
会場内に入って鑑賞するなど
充実した一年になりました。

来年も自分にとって、
この記事を読んでいただいている
皆さまにとっても
充実した一年になる事を願いつつも、
また色々とお世話になると思うため
その時が訪れたら
どうか宜しくお願い致します。

では、良いお年を。

そして、また気が向いた時にいつか。


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