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初めて現地で鑑賞した感想

 私は非常にくだらない悩みを抱えていた。


3月21日

それは
3月19日に運試しで
東京ドームで開催される日向坂46のライブの
チケットの一般発売に応募を試みたものの
見事に応募に失敗し、
用意した代金の行く末と
持て余した勢いを
どうするべきか悩んでいた。

非常にくだらない悩みではあるが、
それを簡単に解決する事は出来なかった。


そんな時にTLで
今回のアンダーライブの楽天チケットが
売れ残っている事を知った。

当時、
楽天チケットの会員になっていなかった私は
会員登録をしてまでライブに行く事に
ある程度の抵抗感と面倒臭さを感じながら、
新規登録の画面をボーっと眺めていた。


だが、しばらくして私は
ライブに行かない理由を並べて
己の世界を狭めている事と
抽選をしないで
数日後に有名なアーティストのライブを
鑑賞する事ができるチャンスを
逃そうとしている事に気付いた。

今後、動向に注目していく上で
何かしらの糧になるかもしれないという
淡い期待を抱きながら
その日のうちに
私は楽天チケットの会員になり、
コンビニでチケットを発券した。


3月25日(開演前)

私はこれから乃木坂46のライブを
鑑賞する実感がないまま
14時過ぎに今回のライブ会場である
ぴあアリーナMMに到着した。

実際に到着すれば
ある程度の実感が湧くものだと思っていたが
案外そうでもなかった。

そこからライブ会場周辺を散策し、
FFの方々と会話をして時間を過ごした。


そして開場時間である16:30になり、
私はライブ会場に入場した。

そして中に入った際に
扉の向こうに
テレビやSNSなどで見た光景が
目の前に広がっており、
思わず「おぉー」と声が漏れた。


今回は
4階のスタンドの左端の席に指定され、
景色の期待値を低く見積もっていたが
予想していたよりも
ステージと客席全体を同時に見渡せたため
割りと良い場所で鑑賞できると思った。

その後、
私は観客の様子やステージを眺める事や
アリーナ席とスタンド席の空席の数を
数えながら開演時間を待った。

画像:今回の座席のチケット

3月25日(開演・前半)  

さすがに
全曲は語れるほどの記憶力はないため
ここからは今回のライブで
明確に覚えている部分や
その時に思った事や感想などについて語る。


まず、
和田、黒見、松尾の
影ナレから始まり、
その後に恒例のovertureが流れた。
この辺りから周りの観客は立っていたが、
落ち着いて見たかったので
席に座って鑑賞する事にした。

耳鳴りのしない聴き心地の良い大きな音や
メンバー紹介のVTRが
サイリウムを振るファン達の感情をかき立て
重低音が私の空っぽの右側を振動させ、
太鼓のような音が響き渡った時に
ライブが始まった事を実感した。


1曲目・狼に口笛を
初めて16人の乃木坂メンバーが
踊っている姿を見て、
実在する事を実感したものの
初見では
佐藤楓、弓木、金川しか
認識する事が出来なかった。

2曲目・自惚れビーチ
弓木がセンターで踊っている姿を見て
鈴木さんの姿を重ねた方は
どれぐらいいただろうと思った。

3曲目・My rule
山崎の腕の長さを実感した。

4曲目・13日の金曜日
この日がたまたま金曜日だったため
煽りもそれに沿ったものになっていたが、
2日目、3日目はどうなるのかが気になった。

MC・1回目
記憶がない


VTR・和田
和田にとってアンダーライブとはという
質問に対し、
「自分の感情をぶつけられる場所」と
答えた事が印象的だった。
そしてその言葉が
メンバーとファンの方達によって
証明されていく。


5曲目・命は美しい
本日初の表題楽曲。
モニターにセンターを務めた
向井の言葉が表示されたが
文字が見えなかったので読む事を諦めた。
その代わり、メンバーのパフォーマンスと
ファン達の様子を見届ける事に徹した。

6曲目・マシンガンレイン
身長の近さもあるかもしれないが、
かつての寺田を想起させるような
躍動感を矢久保から感じた。
小さな体から爆発的なパワーを出せるのは
本人の努力に楽曲が
呼応しているのかもしれない。

7曲目・Route246
矢久保の赤い衣装とは
対照的な白い衣装で踊る
金川を見た時に
3曲目のMy ruleとは
異なるクールさを感じた。
あとはソロ歌唱の方も印象的だった。

8曲目・その先の出口
ここで初めて私の知らない楽曲が来たが、
すぐに楽曲の雰囲気を理解する事が出来た。

9曲目・何もできずにそばにいる
楽曲名は聴いたことがあるものの
どういうものだったのか分からなかったが、
サビの「ごめんね」で思い浮かんだ。
あとは山崎の
ビブラートが印象的だった。

10曲目・三角の空き地 
黒見も回った時にフワッとなる
あの赤いスカートの特性を
生かせていると思った。

11曲目・サヨナラの意味
イントロが流れてから
緑のサイリウムによって染められた
幻想的な会場と北川の歌声が
その楽曲の持つ儚さが際立たせていた。

12曲目・女は一人じゃ眠れない
和田の感情をぶつけるには
最適な楽曲なのではないかと思った。
あとは赤のサイリウムに染まった会場も
印象的だった。

13曲目・自由の彼方
記憶がない

14曲目・何度目の青空か
曖昧ではあるが、      
過去にアナスターシャを歌っていた時の
繊細な歌声を覚えていたため
最初の歌い出しの声の大きさには驚いた。
そして
まだ発展の余地を感じさせるものがあった。
あとは初めてあの大きさの
ミラーボールを生で見て、
異世界に来た事を再認識した。

15曲目・君の名は希望
スポットライトを当てられた
林のソロ歌唱から始まり
そこから順番にメンバーに
スポットライトを当てられた事や
一気に歌詞を飛ばした事が印象的だった。

16曲目・制服のマネキン 
overtureぐらい重低音が響いていて
原曲よりも盛り上がりすぎじゃないか?と
思ったが、
復帰明けもあってか
弓木のパフォーマンスにキレがあった。

17曲目・世界一孤独なLover 
「若月のモノマネ」で
この楽曲を思い出した。
この辺りから会場全体が
赤いサイリウムで染まる回数が増えていく。

18曲目・ガールズルール・
"王道"
これに尽きる。

19曲目・Sing out! 
一気に時系列が経過した。
この楽曲の
振り付けである手拍子が
会場の一体感を生んでおり、
生の音が印象的だった。

20曲目・帰り道は遠回りをしたくなる
過去にだいたい全部展で
あの衣装を実際に見た事を思い出した。


3月25日(開演・後半)

MC・2回目
ここから後半戦が始まる事を知ったので
この世界の文化に倣って
席を立って鑑賞する事にした。

21曲目・不眠症 
記憶がない

22曲目・Against 
1期生の楽曲のイメージがあったので
このライブで
見られるとは思わなかった。

VTR・佐藤楓
記憶がない


23曲目・届かなくたって
TLの画像でしかMVを見ていなかったので
このライブで踊っている姿を初めて見た。

24曲目・ここにいる理由
この時に1曲目と
同じような流れになっていた事に
気が付いた。
あと証明が眩しかった。

25曲目・嫉妬の権利 
赤い照明に照らされたステージと
赤いサイリウムで染まった会場も相まってか
金川のもう一つの姿を
見られたような気がした。

26曲目・あの日 咄嗟に僕は嘘をついた
記憶がない

27曲目・口ほどにもないKISS
(笑)が耳に残った。

28曲目・風船は生きている
今まで
サビ前の「何なんだ」という歌詞を
「パンパンパーン」と
勘違いしていた事に気が付いた。

29曲目・錆びたコンパス 
モニター越しではあったが、
脚光を浴びた山崎が
カッコよく見えた。

30曲目・別れ際、もっと好きになる
パフォーマンスよりも
メンバーの上で傾いた
照明(舞台装置)が気になった。
あのような角度は初めて見た。


MC・3回目
内容的にライブ終盤だという事を察した。

31曲目・新しい世界 
テレビでよく見る
銀の紙切れが舞う演出を初めて見た。
そしてステージ下でスタッフさんが
送風機のような機械に銀の紙切れを
当てている姿が見えた。


アンコール
暗転している間にスタッフ達が
ステージに散らばった銀の紙切れを
モップで掃除していて
配信では見えない姿を現地で見る事が
できたと思った。

1曲目・シークレットグラフィティー
この時にメンバーの人数に違和感を感じ、
弓木がいない事に気付いた。

2曲目・春のメロディー
過去に今野義雄が秋元康に
この楽曲のMVの事について
指摘されていた事を思い出した。


MC・4回目
他のメンバーがペンライトを
取りに行った際に
左側の方から弓木が復帰した。
その後に、山崎と話していた様子が
印象的だった。

3曲目・乃木坂の詩
メンバーとファン達が
同じ色のサイリウムを持って
それを振っている姿を見て
視覚的な一体感がそこにあると思った。
そしてメンバー達のあいさつで
終演を実感した。


3月25日(終演)

ある程度、
知っている楽曲が多かった事と
ほぼ時間の長さを感じなかったため
初心者なりにライブを堪能する事が出来た。

その後、
会場を出てから寄り道をして
私は横浜を後にした。

画像:寄り道をした場所


まとめ

今回、
くだらない悩みがきっかけで
初めてアイドルのライブというものを
会場で鑑賞してみたが、
TLでの感想を見る限り、
下記のWikipediaの冒頭に記載されている
定義に即していたこと。


大人数のグループにおいて
1人1人がフィーチャーされて
その魅力が目の前のファンに伝えられる
環境に恵まれていたこと。
そしてそれがネットニュースになって
残ること。


これらの出来事を踏まえて
"ぜいたく"なライブであったと思った。


もう一度
このライブに行ってみたいか?と問われたら
ハッキリと言えば答えは「ノー」になるが、
時間や金銭面、感染状況など
全ての条件を満たす時、
もしくは気分次第では
行ってみても構わないと思った。

なので、
細かく答えるならば
「ノー寄りのイエス」になる。


理屈っぽい感想になったが、
今回のライブで
私の世界観を広げてくれた
16人のアンダーメンバーと
それを応援する乃木坂46のファン達、
そして
最後までこの文章を読んでくれた読者に
心から感謝する。


では、また気が向いた時にいつか。

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