ガッキー結婚で思い出した「普通の人」について

昨日はすごいニュースが飛び込んできましたね。

新垣結衣さんと星野源さんのご結婚☆

私個人でいえば、衝撃は小さかったです。少し前に同じマンションに引っ越したとかいうニュースを聞いていたし、ドラマの印象があったので、「いやーそうかー」くらいでした(笑)

私の周囲でも、以前から「新垣結衣が結婚したら株価は暴落するのではないか?」とか言っていた株好きの友人はいましたが、今日の日経平均はそうでもないですよね(苦笑)あとは、星野源さんの大ファンの友人が喜んでいたくらいかな。

どちらも誠実な印象の爽やかなカップルですし、とてもおめでたい話です。おめでとうございます。


「普通の人と結婚したい」について思うこと

少し前に、星野源さんを例にあげて「ああいう普通の人と結婚したいのに、そういう人がいない」という世間の女性の声が話題になっていましたね。星野源さんのような見た目のイメージで、年収が500万円以上で、大学がどこそこ以上とか、そういう人が「普通の人」らしいです。

私の周囲に「普通の人と結婚したい」とか言う女性がいないので、そういう人がいるのか?とは思ったのですが、現実にいるとして話を進めますと。

他人に対して「普通の人」とか言う人とは結婚したくないですね(爆)

「超イケメン、超高収入、超高学歴は求めていない、このくらい”で”いい」ということですよね?この「で」はかなり傲慢ではないか?と思います。

こういうことを言う女性は、自分がその年収、学歴を超えていて、なおかつ容姿や料理の腕前とかに自信があるのか?だから「で」などといえるのか?それだけ自信があるのに「普通の人に巡り合えない」とか言ってしまいたくなる状況になっているのは、その「普通の人」とか言ってしまう性格に問題があるのではないか?

あるいは、自分はその「普通の男性」の年収、学歴に満たないけど、年収1000万円とか東大卒とか贅沢は言いません、「ほどほど”で”いい」とか言いたいのか?それに満たない人がそれを「普通」と言ってはいけませんよ。その「普通」を手に入れるために、どれだけの努力や能力が必要かをまず学ばなくてはいけません(爆)

以上、自分のことは棚にあげて、世の女性を考察してしまいましたが、どういう話題にせよ、自分の提案、それから自分自身について「~でいい」と言われて気分の良い人はいないと思うんですよね。それを感じたのは学生時代のことでした。

地方在住の友人が東京に遊びに来たので観光に付き合っていたときのこと。友人の飛行機の時間まで中途半端に時間が余り、彼女も疲れている様子で笑顔がなくなっていたので、「どうする?もう空港に行く?」と聞いたら、まだ観光したいと言うものの、どこに行きたいのか、何をしたいのかはっきり言わない。そこで、

「XXに行こうか」

とこちらから提案したら、ぶすっとした顔のまま、

「XX”で”いい」

と言う。それを聞いていらっとしたので、

「XX”で”いい、なら、わざわざ行くのやめよう。私も疲れているし、もう帰ろう」

と言い、それを聞いた友人が慌てて「いやいや、XX”が”いい」と言ったのですが、結局、移動も面倒だし、近くのファーストフードのお店で時間をつぶしたんじゃないかな。

このように、自分の提案について「~でいい」と言われただけで不愉快に思うのですから(注:仕事の場合は除きます)自分という人間について「~でいい」とか言われて不愉快じゃないはずがない。

「結婚相手は普通の人”で”いい」とか言ってるけど出会えないという女性は、その思考がネックなのではないでしょうか。


あなたの思う「普通の人」は、案外「普通」ではない

私の周囲の女性で「普通の人がいい」とか言っている人は見たことがありません。みんなけっこう具体的です。一番面白かったのは「タモリさんとかムロツヨシさんのような味のある面白い男性がいい」というコメントです(笑)非常に具体的なのですが、非常に難題です。

男性が語った「好みの女性」で一番素敵だなと思ったのは、「一緒に楽しくお酒が飲める人、あとは犬が好きであることが絶対条件です」という言葉です。ご本人が保護犬関係のボランティアをやるくらい犬が大好きなので、犬好きな女性であることは絶対に譲れないそうです。なんか独自のこだわりが素敵。

それに対して、「普通の人」とか言われると、場のテンションがどーんと下がるんですよね(苦笑)あと、自分の思っている「普通の人」は案外普通ではないと思った方がいい。

ずいぶん前ですが、男性3人、女性2人で飲んでいるときに、そこにいた最年長の男性・木下さん(仮名)が独身でした(当時40代半ば)。盛り上げ役の田村さん(仮名)が彼に「どういう女性が好みなんですか?」と聞いたら、

「普通の人」

と答えるのです(笑)

田村さん「年齢はどのくらい?」

木下さん「35歳くらい」

おい!10歳年下を希望する時点であまり「普通」じゃないぞ。

田村さん「奥さんには家にいてほしい?」

木下さん「いや、働いてほしい!」(ここはかなり強めに即答)

えーっとですね。「普通の女性」が10歳年上の男性を選ぶとしたら、その「10歳年上の男性」に対し、余裕があるとか、頼りがいとか、包容力とか、甘えさせてくれることを望んでいるんですよね。「働いてほしい!」と即答するような人はあまり頼りになるように思えないし、自分の収入を当てにされているのかと思ってしまう(苦笑)。年の近い男性や、年下の男性なら何の問題もないですが、10歳年上の男性にはもっと余裕のある発言をしてほしいですよね。

実際は共働きじゃないときついとしても、「まずは自分が頑張って稼ぐ」という姿勢を見せてほしいし、特に木下さんは大企業勤務で収入も悪くないはずですから、

「基本的には生活費は僕が出すから、働きたいなら働いてもいいし、仕事を辞めてゆっくりしたいならそれでもいい。あなたの好きにしていいよ」

くらいの余裕を見せないと、10歳年上の男性と結婚したいとは思いません、普通の女性は。

「10歳年下の”普通の女性”と結婚したいと言い、なおかつその女性に働けと言う10歳年上の男性」と結婚したいと思うような女性は、普通ではなく、かなり人間の出来た寛容な女性です。普通の女性なら、

「10歳も年上なのに、”普通の女性”とかちょい失礼なことを言う、好きにしていいよと言ってくれる余裕もない、そんな男性は嫌だわ」

と言うことでしょう。したがって、木下さんは、

「10歳年上の頼りない僕でもいいと言ってくれて、仕事を続けて経済的にもサポートしてくれる、寛容でしっかりした10歳年下の女性と結婚したい」

と言うのが正しかったかと(苦笑)。うん、これはかなり具体的だし、選ばれた女性もうれしいと思う。まあ、こんな言葉を言えるような男性なら、「10歳年下の普通の女性」からもモテモテだと思いますけどね。


☆☆☆☆☆

ガッキー結婚から話が飛躍してしまいましたが、普通の人の代表格のようにいわれていた星野源さんが、日本一可愛いといっても過言ではないガッキーと結婚したのですから、もう「普通の人」について話すときに星野源さんの写真は出せませんね(笑)








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