見出し画像

テーパリングと経済指標の関係

そもそ米国政策って何?

それは「失業率&物価の安定」


 では、米国の失業率と物価の安定とはどれくらいか?

【失業率の目途】

加速しない失業率(NAIRU)は、理論上の失業率であり、それを下回るとインフレ率が上昇すると予想されます。米国では、NAIRUの見積もりは通常5〜6%の範囲です。(※1)

【物価安定の目途】

FRBはインフレ率を長期的に平均2%とする目標を掲げる。

【現状?】

 ・失業率は?5.4%とまずまず
 ・インフレ率(CPI)5.3%(※2)、EBIで2.33%(※3)

 ま、両方ともこれ以上緩和という感じでもないよね!という感じ


【そもそも、FRBの金融政策って何?】

「政策金利のフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を0.00~0.25%とする金融政策の現状維持を決定するとともに(添付資料図参照)、米国債を月800億ドル、住宅ローン担保証券(MBS)も月400億ドル購入している量的緩和策についても現状維持を決定した。2021.7月FOMC(※4)」


つまり

 ①金利は0.00-0.25
 ②米国債は月800億ドル購入(買うと価格は上がり、金利は下がる)


【テーパリング?】

 ①金利 0.00-0.25 を変更する ②米国国債月800ドル購入を縮小する

ということですよね。きっと・


【経済指標の注目ポイント】

 ①失業率、雇用者数の達成=>金融緩和の終了
 ②CPI、インフレ率、EBIの上昇=>金融引締めの序章

相場継続は、金融緩和。それが、失業率、雇用状況が良くなると金融緩和縮小と終了。インフレ率が2%を大きく超えると金融引締めとなる。

こんな感じで、失業率、雇用時計、CPIを考えてます。

参考資料 以下は日本ですけど・・・

画像1

出典:ダイヤモンドオンライン国会公聴会で話した「アベノミクス擁護」の理由 https://diamond.jp/articles/-/160837?page=3 より

※1 https://en.wikipedia.org/wiki/NAIRU
※2 TradingEconomics 米国・インフレ率より2021.09.15
https://jp.tradingeconomics.com/united-states/consumer-price-index-cpi
※3米国のブレイクイーブンインフレ率(BEI)の推移 https://www.oanda.jp/lab-education/oanda_lab/oanda_rab/breakeven_inflation_rate/

※4出所:ジェトロビジネス短信「米FRB、金融政策の現状維持を決定、量的緩和縮小時期は今後議論」https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/07/649db5fc98c0a838.html」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?