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オチのないショートショート

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1日1本、オチのないショートショートを書きます。登場人物は大体筆者です。
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#小説

だから、僕はいつの日からか

未知のウイルスが世界を蝕んで--SF小説のような書き出しをまさか自分が書くことになるとは思…

原田 透
4年前
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新幹線に乗って

18時8分発、JR東海道新幹線のぞみ248号、東京行。 12番線はいつもと同じ人混みで、いつもと同…

原田 透
4年前
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やがて言葉になる。

文章を書こうとしていると、何を書けばいいのか、何のために書いているのか、ということを忘れ…

原田 透
4年前
13

唐突に訪れたこの静寂への渇望は

眠い。眠い。なんだこの眠気は。 ここ数日、突然強烈な眠気が襲うことがある。 それは生理的…

原田 透
4年前
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言葉にしてもね

どうして小説が書きたいなんて思うようになったのか、それを考え出すことは有益なもののように…

原田 透
4年前
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2020年に実現すること

あけましておめでとうございます。 昨年は様々なことに悩み、苦しみ、怒り、そして無力感と虚…

原田 透
4年前
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「オチ」のない物語を書く

「2019年ももうすぐ終わるなあ」 なんて考えていたら、もう明日になれば2019年が終わってしまうようだ。 2019年は、世間にとっては「令和」が始まった年で、「One Team」が叫ばれた年で、タピオカがどうにかなってしまった年である。 僕にとっても令和は例外なく始まるし、ラグビーだってテレビにかじりつきながら見ていて、文字通り「One Team」だったし、タピオカも彼女と一緒に飲んだら、存外悪いドリンクではないことを毎度実感していたものだった。 僕は世間と、寸分違わず