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サンライズ出雲に乗って

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大晦日は憧れのサンライズ出雲に乗って旅をしました。
今年は仕事が終わった(正確には無理やり終わらせた)クリスマスの日の夜から、「雪国への旅」をスタートさせました。

大晦日も草津の温泉街を吹雪の中歩きました。雪国への旅〜東日本編〜」は概ね予定どおり終了し、後半は「雪国への旅〜西日本編〜」が始まります!!
大阪→名古屋→中津川→黒姫(小布施、戸隠)→草津温泉→群馬前橋→東京の行程の中で出会ってくれた人たち、お世話になったお宿、雪の中逞しく運行する鉄道、出会った素晴らしい景色に感謝。

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桃鉄のイエローカードみたいな切り札、「サンライズ出雲」を使って、今度は大晦日から元日にかけ西日本にぶっ飛びます!!新たな「雪国への旅」にワクワク。

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サンライズ出雲は、いつまでもいつまでも乗ってたい、そんな大好きな列車です。今回の一人旅は、ただただこれに乗りたかったから、それだけの為に計画したら、思った以上に壮大なものになってしまいました。

まず、大晦日の朝は草津温泉を出て、群馬に住む友だちが自家製の手打ち蕎麦を振る舞ってくれると言うのでご馳走になりに前橋へ向かいました。

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美味しい年越し蕎麦と、友だちのうちの愛猫、チャコちゃんにご対面出来て大満足。

東京までは、高崎駅から小田原行きの電車に乗りました。私は東日本の旅は在来線でよくグリーン車を利用します。新幹線みたいに高くないし、土日はめっちゃ空いてるんです。普段グリーン車は通勤で利用されるんだろうなあ。値段も千円くらいで一両に誰も乗ってない(笑)超快適でした!

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ガラガラです!!(笑)高崎から東京までは新幹線が出ていてそっちを使う方が早いのですが、時間に余裕があったので、在来線を使いました。この快適な車内で、2時間も快適に過ごせました。これはありですね〜!

お待ちかねのサンライズの発車は21時50分。少し早く到着したので、どこか銭湯に入りに鶯谷にでも、と思っていたのですが、東京駅から離れるのが何となく不安になる田舎者(笑)

結局、駅チカをウロウロし、サンライズで食べるものを物色し、発車まで八重洲のスタバで待つことに。

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お待ちかねのサンライズが入線です。周囲は明らかに鉄オタと思しきお兄ちゃんでごった返していました(笑)私もこの習慣を逃すまいと入線の様子をビデオで撮影しましたよ。やってる事は鉄オタと変わらへん。

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いよいよサンライズに乗り込みます。私が取ったのは、B寝台ソロです。本命はシングルで、発売のひと月前から「10時打ち」を狙ったのですが、取れたのはソロでした。

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部屋の大きさはこんなもん。確かに狭いんですが、動くホテルで東京から出雲までの夜景を独り占め出来るんですからこれで十分です。

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もしソロも取れなかったらノビノビ座席でも我慢するか、と思ってたのですが。

因みにノビノビ座席はこんな感じです。

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発車前にサンライズに乗れることが嬉しくてウロウロしてしまいました!

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A寝台デラックスもいつか乗ってみたいなあ。

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ソロでもこんな感じでものを置くスペースは確保されています♫今日はソロを満喫しながらの年越しです。食べ物飲み物はこれだけで十分満足。

この日は大雪では当日までサンライズが走るかヒヤヒヤしていました。岡山を越え、新見を過ぎたあたりからはすっかり雪景色が広がっていました。

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初めて乗った感想は、雪景色を独り占めする贅沢な時間がずっと続いて欲しい……、そんな気持ちでした。

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米子には9時に到着です。昨日の夜使ってみたかったラウンジ席を朝利用しました。夜は何かガラの悪そうなおっさん達が酒盛りしたから。

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朝はそんなおっさんどもはおりませんでした。こんな時、淹れたてのホットコーヒーでもあればなあ。

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雪景色を眺めながらの最高の時間はあっという間。

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切符は出雲まで買っていて、出雲まで行くか、松江で降りて玉造温泉でも行くか、予定通り米子で降りて倉吉に向かうか最後まで迷ったのですが、当初の予定通り米子で降りることにしました。米子は9時に到着です。サンライズに乗っていられる時間も残りわずか。

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8時43分。江尾駅も雪に埋もれています。

もっと乗っていたい、名残惜しい気持ちを堪えながら、途中下車して出雲に過ぎ去っていくサンライズを眺めていたら、デッキ席で偶然横に座ってた可愛い娘さんが発車ぎわ、笑顔で手を振ってくれた事が心に沁みた元日の朝ー。
「伊豆踊り子体験」と勝手に名付けました。

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こんな旅の刹那の邂逅は一人旅だからこそのものなのかもしれないです。言葉も交わしてなくて、ただ横に数分座ってただけの、そして別れ際手を振るっただけの名も知らぬ、一人旅と思しき娘さんの幸せを心から祈ります。

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ここまで連れてってくれて、ありがとうサンライズ出雲。



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