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6通目 〜という夢だけは見てる〜

母へ

明日、ようやく職場へ復帰です。
先月半ばから入院。退院後も自宅療養をしていたので、結果半月以上も休職することになり、新年度が始まるや否や、有給休暇はほぼ尽きてしまいました…。
なにしろ半年に一回ペースで入院や手術を繰り返しているので、そもそも繰越有休がないのが悲しいです。
あちこち検査は続くけど、体調が悪いわけではないので、また明日から頑張って働きますね。

今日は最後の休暇を有意義に過ごすことができました。
ずっと手つかずでいたスニーカーを洗ったり、次回の弁護士相談に備えて、借入状況と返済計画の一覧を作成したり。
こういう家の中の作業をするとき、見るともなく動画をずっと流しているのですが、その中でギャンブルの話題をしているのを見て、ふっと「競馬でもやってみようかな?!」など考えてました。
パチンコやスロットはやりませんが、競馬なら若いころにしたことがあります。
ギャンブル要素を楽しむというよりも、純粋にレースを見るのが楽しくて見ていただけなので、馬券は気が向いたら買ってみる程度でしたが。

都合のいい考えかもしれませんが、競馬の方が宝くじを買うよりあたる確率が高そうだし、少しだけ買って、少しだけ生活の足しになればいいなーと思って。
まぁ、と言っても、そもそも派手にギャンブルで浪費するような余力はうちにはないので、やるとしても、何か欲しいものをひとつ我慢した分とかでたまに…という感じにはなるでしょうけどね。(ブランクがありすぎて、馬券の買い方からわかりません!)

でも、ハードルが低いのはやっぱり宝くじなんでしょうね。
買うだけですもんね。

そんなことを考えながら、宝くじのオンラインサイトを眺めたのですが、今はロト7がキャリーオーバーで1等だと11億円なんですって!!
7桁数字をぴたりと当てるなんて無理あるだろ…と思いますけどね。
万が一そんなのが当たりでもしたら、泡吹いて倒れそうです。

馬券にしろ、宝くじにしろ、今は気軽にオンラインで購入できるんですもんね。
これ、手を出すならしっかり自分の中で「ここまで」ってラインを引いておかないと、やばいことになりそう…。
簡単に買える仕組みは便利ではあるけど、目に見えてお金が減らないから、使った感覚がなくて使いすぎてしまいそうですよね。
とか言いながら、どうやって買うのか試しに少し操作して、意図せず適当な数字を選んでしまったのですが、「こうやって無意識に選んだ数字が当たるのでは?!!」と、警戒むなしく、あっさり沼に片足突っ込みそうになってました。(今日のところは買ってません)

そのあとも宝くじサイトで高額当選した人の声などを読んでたら、無償にうらやましく欲が出てしまい、すっかり11億円の虜です。
そしたらうちの人が

「11億円は無理!5億にしとけ」

なんて言うんですよ。
なんで5億なら当たるみたいに言うの!と笑いました。
そして、当たってもいない5億円の使い道について考えたりなんかして。
当たっていないどころか、買ってすらいないんですよね。実際は。

こうやって、いつでもお金が手に入ったときのシミュレーションだけはバッチリなんです。
あとないのはお金だけ…。
むなしくはないですよ。少なくとも夢のある話をしている瞬間はとっても楽しいです。
奇跡的なことは置いといても、少なくとも「理想とする不自由のない暮らし」を目標にすることができます。
時間をかけてでも、そこへ向かって頑張ろうって思えます。
ゴールは決めなければ、向かうこともできませんからね。

すぐには無理だけど、1年後、3年後、5年後、今よりましな生活をするために、また明日からコツコツ積み上げていきます。
お母さん、見守っていてね。


娘より




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