愛猫が腎臓病になった記録

現在2匹の保護猫と暮らしていて、
そのうちの1匹である「えるちゃん」の具合が悪くなり、
闘病することになったので記録

■えるちゃん
マンチカンなんだか、スコティッシュなんだか混血なんだか
病院の先生もよくわからない猫。
元々ブリーダーのところにいた子で、ずっとケージ暮らし。
推定年齢は4歳くらいとのこと。
体も小さく(多分)子猫も産めなくなったので
処分されそうだったのを保護されて、
昨年3月、譲渡会をキッカケに我が家にやってきた。
ものすごく小柄(2キロくらい)で来た当初はずっと下痢。
通院+お薬とご飯を変えたら下痢は完治(カチカチではないけど……)
ケージ暮らしが長かったせいかトイレは失敗率高め。
保護時の血液検査の結果は問題なし。

うちに来たばかりのえるちゃん。片目はもともと潰れてた

■9/19 病院へ

えるちゃんは体は小さいけれど、めちゃくちゃ食いしん坊で、
気づいたらいつもご飯をたべている。
下痢もなおって、ぷくぷくころころして、
まるでアザラシみたいな愛らしいフォルム。
体調もよくなり、ようやく自由だ!と満喫しているかのように、
ちょこちょこ後をついて歩いてまわって、
めったに鳴かないのにおやつが欲しいときだけ大きな声で鳴く。
私が仕事やゲームをするデスクの上でごろごろと眠っていたり、
気づいたらくっついてきてフミフミしてみたり、
その日まではあまり変わりなく過ごしていた。(と思う)
と思う、というのは前日くらいからあまり食欲がなさそうだったのと、
いつもなら呼んだらテクテクと歩いてくるのに、
じっと座ったままで元気がなさそうだった。
ただ、全く食事をとらないとか、水を飲まないとか、
トイレに行かないというわけではなかったし、
後ろをついて歩いていたりもしていたので、
週末まで様子を見て病院に連れて行こうかと思っていた。

しかし、週末を待たずに異変に気付いた。
9/19 この日、夜入れておいた分のご飯を食べていなかった。
おやつを差し出してみても、ペロペロと舐めるだけで、食べない。
慌てて病院に電話して、連れて行ったのは夕方ごろ。
脱水がありそうだとのことで、
そのまま血液検査と超音波検査をしてもらう。
BUNが133、クレアチニンが6.55 重度の腎臓病だった。
少し前まで元気だったのに、いきなりどうして?
体重も、1.8キロくらいまで落ちている。
先生はおどろいて、2度測るくらい痩せていた。
何か、異常を見逃してしまったせいでこうなってしまったのか?
待合室で、調べれば調べるほど悪い結果ばかり出てきて、
我慢しようとしても涙が止まらない。
この日は皮下点滴をしてもらい、
急な来院になったため、いつも診てくれている先生がお休みだったので、
また翌日に点滴と先生に引継ぎをしてもらい、
説明を受けることにした。

家に帰ってからもえるちゃんはずっとぐったりしている。
そんなえるちゃんがかわいそうで、
何もしてあげられないし、こんな風になる前にできることはなかったか、
いろんなことが頭をぐるぐるして、
私も彼も一生分泣いたんじゃないかっていうくらい泣いた。
夜、心配で心配で、
えるちゃんが横になっているリビングに布団を敷いて眠ることにした。
途中で何度も目が覚めて、息をしているか、
苦しそうにしていないか確認して、身体を撫でるのを朝まで繰り返した。

9/20 夕方に点滴の予約をしてあるので、
しんどそうな中また連れ出すのは心が痛むけれど連れて行く。
やっと自由になったのに、あまりにもかわいそうすぎる。
気づいてあげられなかった私のせいなのか。
病院に連れて行って、点滴をして、
毎日そんな思いをさせるのは、
まだ一緒にいたいと思う私のエゴではないのか。

色々考えても答えは出ないし、
とにかく今できることを精一杯してあげたいと思う。
えるちゃんが少しでも楽になりますように。。




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