恵まれてる。

そう思う事はとても大切だし自分自身感じる事はしょっちゅうだけど、そう思いすぎる事によって自分の首を絞める事にもなったりする。
学生時代から今まで、職場には恵まれてきた。学生時代のバイト先の先輩や社員は面白くて優しかったし、オープニングで入った同期スタッフも和気藹々としながら職場を盛り上げようとしたり、仕事上がりにカラオケへ行ったり。私も何度も誘われたし参加した。
人間関係に(とても自分勝手だけれど)疲れを感じ始めたのは、妊娠してからだ。
私は吐き気悪阻も食べ悪阻もほとんどなく出産を迎えた。加えて妊娠発覚時肥満だったため、無理しない程度に減量しながら働きたいと思っていたから、パートのシフトも特に減らす事なく入れていたし自分からは休まずに出勤していた。
でも社員から早めの休職を勧められた。それは優しさからだと分かっていても、もう少し働きたかった。
出産して違う場所へ働きに出るようになったが、暫くして(当たり前だが)子どもの事で休む事が出てきた。主婦が多い職場だから休みやすかったし、先輩の主婦スタッフ達も「気にする事ないよ、みんなそうだったから」と言ってくれる。実際休まざるを得なかったけれど、私は心が辛くなってしまった。でも専業主婦になる道はない。

今まで体調不良でも休む事はあまり無かったのに、自分以外が理由で休む日が増えた事に驚きを隠せない。
これは世の中の育児経験者が、経験してきたからこそ出来た優しい世界だから、これからもこうして続いていくんだろうなと思う。

ただ、感謝と同じくらい責めてしまう自分を救えない。多分、これからもそうだろうなとぼんやり思う。

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