キャラ弁がコミュニケーションツールだった『今日も嫌がらせ弁当』

2019年公開映画102本中67位。

反抗期の娘の態度を正すため、
高校3年間、ほぼ毎日キャラ弁を作って嫌がらせする母親の話。

個人的には、そこまで感情が振れたわけではないけれど、
笑えるところもあり、泣けるところもあるから、
そのバランスはよく、面白い映画なんだと思う。
母親、もしくは娘がいる人は、
また僕とは違った感じ方をするんだろう。

篠原涼子のキャラがいいよな。
ああいう母親、欲しい(笑)
まあ、思春期の子供からしたらウザいと思うけど。

そして、キャラ弁のクオリティの高さ。
あれを毎日作り続けるってすごいよ。
愛がなきゃできない。

そう、結局これは、母親の愛情表現なんだよな。
手紙やLINEに変わって、普段言えないことを伝えるための
コミュニケーションツールになってる。
だからこそ、毎日作り続ける意味があるし、
どこか途中で辞めちゃうと、
単なる母親の気まぐれと捉えられてしまって、
そこで終わっちゃうから。
キャラ弁に、そういう機能を持たせたのはうまいなと思った。

ラストのお弁当は感動です。

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