アメリカ人が好きそうな『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』
アメリカで大ヒットらしいっすね。これ。
いや、まあ普通に面白かったんだけど。
でも個人的には前作の方が好きかな(笑)
前作は1995年に公開。
今は亡きロビン・ウィリアムズが出ていたね。
ボードゲームで止まったコマの内容が現実世界に起こるという、
CGもふんだんに使った当時としてはけっこう衝撃的な作品だったけど、
今回はそのボードゲームがテレビゲームになり、
高校生4人がゲームの世界に吸い込まれて、
現実世界に戻るために四苦八苦するというもの。
バックボーンの違う4人が、
ゲームの世界で自らの選んだキャラクターに変身し、
苦難を乗り越え仲良くなるという王道な話ではあるのだけれど、
オタクな高校生がドウェイン・ジョンソンになっているため、
あんな屈強な体つきなのにすごく弱々しいし、
セルフィー大好き美女が、太った中年のジャック・ブラックなので、
彼が女の子っぽい仕草をするのは笑えた。
ゲームのRPGをそのまま実写化したような作りは個人的には好きだし、
最後の、前作を彷彿とさせる終わり方は感動したけれど、
全体的に「アメリカ人なら笑うんだろうな」というポイントが多かった(笑)
なので、前作よりも陽気な作りではあるものの、
日本人的な感覚からすると、「アメリカで大ヒット!」
と言われて期待したほどのインパクトはなかったかなー。
別につまらないとかそういうことではなく、単に感覚の違いだと思う。
一応、続編とは言っているけれど、
設定が同じなだけで、直接的な繋がりはなく、
やっぱり前作の方が面白いなと個人的には思った。
あっちの方が「いい話だなー」って思える。
ロビン・ウィリアムズが生きていたら、また違った話になっただろうな。
エンド・クレジットとかに「この映画をロビン・ウィリアムズに捧ぐ」的な
メッセージがあるかと思ったけど、何もなかった。
ちなみに、今回、ソニーが開発した、
映画に合わせて振動する"ハプティックベスト"なるものを着用した
期間限定の体感イベントに行ったけれど、これは正直いらないと思った(笑)
本当にただバイブが振動するだけで、SIXPADをつけているような感じ。
まあ、心臓の鼓動に合わせて振動する演出は、
キャラクターの隠れた心情を知るのにいいかもしれないけど、
全体的に大した驚きもなく、普通に4DXの方がいい。
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