映像新世紀かと思った『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』

これは完全にナメていた。
どうせ『スター・ウォーズ』になり損ねた宇宙SF映画だろうと。

ごめんなさい。

マ・ジ・で!
映像がやっばい!!
映像新世紀かってぐらい!!
これまでいろんなアクションやSF映画を見てきたけど、
それをひっくるめてもすごかった!!

広大な宇宙を行き来したり次元間を移動するスケールのでかさ、
宇宙船のシーンなど臨場感あるカメラワーク、
魔法じゃねぇかってぐらい進歩しまくりな技術、
そして惑星ミュールや千の惑星の都市の綺麗な色使い!
どれもが胸アツ!!
パール人が未だに特殊メイクなのかCGなのかわからない(笑)
(あの細長いスタイルはCGだと思うけど。。。)
さすが、フランス映画史上最高の製作費ってだけはある!!

出てくる宇宙人や宇宙船がちょいちょい
『スター・ウォーズ』っぽいなって思ってたんだけど、
元は1967年の漫画が原作で、
『スター・ウォーズ』にも多大な影響を与えていたそう。
『スター・ウォーズ』になり損ねたのではなく、
むしろそれよりも先にこっちがあった(笑)

ストーリー自体はね、
ヴァレリアンとローレリーヌが政府の陰謀に迫っていくというもので、
オーソドックスな気もするのだけど、
何度も言っているように、映像だけでご飯5杯はいける!!

また、ヒロインのカーラ・デルヴィーニュがすごいイケメン美人で、
エマ・ワトソンとメイクしたhydeを足して卍解させたような顔で
ああいう顔は個人的にマジで好きだー。

中国の製作会社も入っているからか、
中国人がちょっといい役だったりするのも、なんか笑える。

ただ残念なことに、興行的には失敗の烙印が押されているらしい。。。
映像は批評家たちからも認められているものの、お話がダメと。
まあ、批評家ってエンタメやSF映画に対していつも厳しいからな。
逆にアート寄りな作品を絶賛することが多いイメージ。

リュック・ベッソン監督が子供の頃から愛読している漫画ということで、
彼の自己満的なところもあるかもしれないけど、
それでもあの映像なら文句どころか賛辞しかないわ。

そして、この映画を見て改めて思ったけど、
自分は物語よりも、映像の方が好きなのかもしれない。
本は読まず映画やドラマばかり見ていて、
ゲームもドラクエよりFFが好きなことがその証拠である(笑)

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