ジャッキー・チェンが珍しくシリアスな『ザ・フォーリナー/復讐者』

2019年公開映画69本中27位。

爆弾テロによって娘を失ったジャッキー・チェンが、
自ら犯人たちに復讐しようとする話。
なんだけど、その犯人の名前を聞き出すために政治家を武力で脅すという、娘への愛に溢れすぎて、
「それアウトだろ」って道に入ってしまうような映画でした。
いくらなんでも爆破とかやりすぎだし、
もはやお前が犯人なんじゃないかってぐらい(笑)

てか、ジャッキー・チェン、もう65歳なんだよな。。。
それなのにあのアクションは圧巻です。
そりゃ若い頃と比べたら、キレはなくなってきてる気はするものの、
あの素早い身のこなしや、
近くにある椅子や木の棒を利用して敵を翻弄する戦い方は、
若い頃のまんまだなと。

あとはこの映画、かなりシリアスな内容だったのも新鮮だったんだよね。
ジャッキー・チェンの出る映画は、
大体コメディタッチで笑えるものが多いのだけど、
今回はジャッキー、ピクリとも笑わないからね。

天が罰を下す天誅ではなく、
自ら罰を与える人誅に身を委ね、
怒りをその心に宿しながら、
淡々と犯人たちに迫っていくダークさが印象的。

そして、見終わった後に気づいたけど、
敵の親玉がピアース・ブロスナンっていう。
どこかで見た顔だとは思ってたんだけど、
けっこう年取っててわからなかった(笑)

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