見出し画像

人生の一コマ 第6話

人生に吹いた冷たい風。

第三子の産後    間もなく夫が性病になっていると伝えてきた。

目を真っ赤にさせて、涙を流しながら

「君と子供たちに申し訳ない事をした。」

「許して欲しい。知り合いに誘われてソープ嬢の所へ行った。」

私は 全身の力が抜けて行くのを感じた。

今まで一度も夫婦喧嘩をしたこともなく  ラブラブだと思っていた。

「遊びだったんだ」

この言葉が続く。

遊びごときでした事で私の心は傷ついているのかと思うと

心の奥深くに入って行く自分を感じた。

そして、鍵をかけてしまった。

次に、安全な所で二人のことを考えてみた。

すると、私たちのお見合いの席で感じた事を思い出した。

「この人は浮気をするかも知れない。」

もしかすると この事かも知れない。

深く傷ついた心はすぐには元には戻らなかった。

しかし日常は子育てに追われている。

そんな頃から、夫の両親との関係も最悪になって行った。

すべての会話が噛み合っていない。

毎日 雷を浴びている様だった。

この「会話がかみ合わない。」事も

  お見合いの席で感じた事だった。

私は、この結婚生活をどうしたらいいのか

まったく、わからなくなってしまった。

これが私が自分に与えた人生の一コマだ。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?