人生の一コマ 第１８話

        人生を見つめ直す時が始まった。

第7話で書いた事だが私は肉体を離れた事がある。

この頃になると

その時、再会した魂の仲間達から  頻繁に連絡が来るようになった。

第17話で紹介した、本を読み終えた時

私が体験してきた事の意味がわかってきた。

そして   多次元の存在達に対する抵抗も消えていた。

今 こうして記事を書いている2020年はネットで検索すると

スピリットの世界や天使の世界や妖精の世界などの情報を

簡単に調べる事ができる。

この頃はまだ 精神世界の話をしている人は日常では出会う事はなかった。

我が家にはまだパソコンも無かったので 私の平常心を取り戻す情報は

本を頼るしか無かった。

その本もこだわりのある店舗さんでないと揃えてはいなかった。

私はハイヤーセルフから情報をもらい、見知らぬ街へ

ハイヤーセルフの声を頼りに路地を歩いたものだった。

私はこの時

  自分の感情を見つめる機会を 与えられているのだと考えるようになった。

母として子供達を純粋な愛で包み込みたいのに

夫の両親への憎しみを  重ねてしまう 愚かな行いを 手放す勇気を

自分に与え続けた。

これは自分が人生の計画の中で自分に与えた試験なんだと考えた。

以前も 私がお産を通して経験した事を書いたが

我が子もそれぞれ魂の計画を持っていた。

わたしにも魂の計画があった事を思い出した。

今は魂の記憶を忘れずに生まれてくる人類もいるようだが。

私の年代は   自分が何者であるかなどすっかり忘れて生まれてくる。

私は夫の両親から負のエネルギーを浴びても自分の中の

平和や穏やかさや愛を育むことを手放さない強さを表現すると

計画したんだと思い出した。

すると  私が移り住んだ実家まで嫌味を言って来た夫の両親は

もう二度と私達親子の前に現れることは無かった。