見出し画像

カヌーでしか見られない加古川の魅力

『SAVE KAKOGAWA FES』 で レンタルカヌー

今年の夏も昨年に続き、加古川の河川敷を利用した、加古川の魅力がつまった『SAVE KAKOGAWA FES』が開催されます。よっピ―は、水遊びのできるスプリンクラーやレンタルカヌー、薪割り体験など、アウトドアコンテンツのスタッフとして会場におりますよ。
会場では手軽に加古川の旅を楽しんでもらう為にカヌーをレンタルします。加古川は凄く豊かな自然環境と多様な生き物が生息しています。  日向ぼっこする亀や、川面をじっと見つめるサギ、羽を乾かしているカワウ達、もしかしたらコウノトリや猛禽類のミサゴ、青く輝くカワセミに出会う事ができるかもしれません。カヌーのすぐそばを大きな鯉が通り過ぎたり、水草の影から獲物を狙う雷魚がいるかもしれません。川を旅しながら動植物を観察するのは最高の楽しみと言えますよね。のんびりと贅沢な時間を過ごしてください。

加古川を旅する

技術者目線で加古川を旅する

カヌーといえば、北海道の釧路川、高知の四万十川、和歌山の古座川、沖縄のマングローブなど、美しい景色や多様な生き物、美しく澄んだ水など、楽園のような場所をカヌーで下るイメージがありますよね。加古川はどうでしょうか?丹波市を源に広大な流域をゆったりと流れる兵庫県一の大河です。流域人口は、先にあげた河川とは比較にならないほど多く約64万の人々の暮らしがあります。地域経済を支える重要な河川が加古川です。丹波竜が発見された篠山川も加古川の支流のひとつなんですよ。
そんな加古川の旅は会場から約1.2km上流から始まります。わずかな距離ですが、カヌーから見る景色を、土木技術者の目線で旅すれば、他では見る事のできない加古川だけの景観を楽しむ事ができます。もちろん、多くの生き物たちにも出会える事と思います。

先ずはスタート地点 『工業用水の水管橋』

工業用水の水管橋

昭和55年に完成した、直径1.2m、全長426m の配水管。平荘湖や権現ダムの水を臨海部の工業地帯へ配水する水管橋と呼ばれる構造物です。カヌーで真下からから見上げると、配水管の円形部材やトラス構造の支持材で互いで支え合う様子やその上の歩道となる構造物が観察できます。通り過ぎたら振り返ってじっくり眺めて下さい。改めて見てみると、清流に架かる鮮やかなブルーの橋には独特の存在感と美しさがあります。

神吉中津線 新橋梁の建設現場


アウトドアを楽しむ上で、土木構造物は環境破壊の象徴・税金の無駄遣いなど、色んな方面から非難されがちですが、世界最高ランクの技術で造られる建設現場をカヌーで旅しながら見る事ができる加古川は貴重です。
下部構造と呼ばれる橋をささえる土台部分と極太の鉄筋の様子をまじかで見る事ができます。鉄筋とコンクリートの構造物が橋だけでなく人々の暮らしも支えて行くわけです。建設途中の橋をカヌーから見るチャンスは今しかありません。じっくり観察してみてくださいね。

大河に架かる新加古川大橋


国道2号線の交通混雑の打開と播磨工業地帯を京阪神に結ぶ幹線輸送路で、全国でもトップクラスの交通量を誇るのが加古川バイパスです。兵庫の大動脈の加古川バイパスと兵庫一の大河の交点が新加古川大橋です。建設から53年が過ぎ、巻き立て工法による下部構造の補強や橋梁と橋脚の接点を免震支承に取替えられているのが観察できます。(知らんし!って声が・・・)
橋の真下を通る時は、ダイナミックな橋脚とそのすき間から真っすぐに落ちる光のコントラストは必見ですよ。

まとめ

カヌーの旅は自由です。生き物を観察するもよし、景色を楽しむのもよし、必死に漕いだり競争するのも良し、カヌーに乗って酒と肴でちょいと一杯やるのも良し。
先ずは『SAVE KAKOGAWA FES』 で カヌーの旅を体験してみてください。
新しい何かを感じて頂けると思います。
よき旅を!BonVoyage!

おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?