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茄子の花


親の意見と茄子の花は千に一つも徒はない

「おやのいけんとなすびのはなはせんにひとつもあだはない」

目下、痛感中です。若い頃、親の干渉がどれほど鬱陶しく面倒だったことか。偉そうに「私の人生だ」と言い切ってみたり。
父の「命令」に背けず泣いている私に、おばあちゃんがいつも言って聞かせてくれた言葉です。
けれど今、思い返してみてもひとつとして間違った意見をされていない。ただ、その時も解っていたのかも知れない。けれど、道を外すと解っていても、遠回りをすると知っていても、親の言いなりになりたくないときもあったのだろうな~。 茄子は花が咲いたら必ず実を結び、むだ花がひとつもない。

親とは有り難いものだなぁ、と、今が旬の茄子を見て物思いにふけるのです。

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