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ご近所ランドスケープ③

ご近所ランドスケープ、3回目!雨が続くのにも飽きて鬱々としますが、思い切って散歩に出てみると発見はたくさんあります。アジサイの花はなんとなく色あせてきましたが、その枯れ感とは裏腹に、葉がどんどん展開し始めています。そして、ムクゲがモリモリと咲き始め、夏休みが近づいて来ている雰囲気を醸し出しています。

今日のご近所ランドスケープは、
宝塚カトリック教会。村野藤吾さんの建築で、その外観も内部も、一見の価値ありです。私が村野藤吾さんの建築を知ったのは、広島旅行に行った際で、世界平和記念聖堂という教会を見たときでした。教会にいるのに、茶室にいるような安堵感。大好きな場所になりました。その後調べてみると、村野さんは宝塚に住んでいたことを知り、自分の近所にも村野さんが建てた教会があることを知りました。それが、宝塚カトリック教会です。

本日の曇り空の中の宝塚カトリック教会。

建物はもちろん、ガーデンも素朴で素敵でした。実際のところは知りませんが信者さんたちが手作りしたんだろうなぁという感じで、なんとなくおばぁちゃんの家のようなアットホーム感があります。周りは普通に阪急電車が通っていたり、住宅街なので、余計に家庭的なガーデンが街に馴染んでいるように感じました。

「どやっ!」というような、絶対まねできないような奇抜な場所も見応えがありますが、静かな美しさを持ったこのような場所が好きです。村野藤吾さんは世界的な建築家でこの教会のデザインは特殊な形であるにも関わらず、近所の住宅にマッチし、中にはいると広島の教会と同じく茶室に入ったように落ち着く感じがするのが不思議です。そしてさらに、このガーデンの家庭感が教会と街の境界線をぼかし、信者だけの場所ではなく、宗教に関係なくすべての人の祈りの場となるように作用しているように感じました。

 マリア様の前にはたくさんのバラ。マリア様に関連する花はたくさんありますね。個人的には白百合など植えたいと思いましたね。
季節ごとの変化を見に、また訪れたいと思います。

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