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我が家の庭の変遷

3年前、家を購入したとき我が家は元モデルルームだったので、既に植栽が結構されていました。主に、シモツケ、オタフクナンテン、マホニアコンフーサが、『予算余ったんか?!』と思うくらいめちゃくちゃたくさん随所に植えられており、他にもアオキ、ツツジ、サツキ、ネズミモチ、アベリア、ヒペリカムが所狭しと植えられ、和モダンといった雰囲気でした。この組み合わせの植栽、ものすごくよく見ますよね!!育てやすい植物なのでしょうが、好きな雰囲気ではなく、既存の植栽は変更したいと考えていました。そして、家の南側には芝生を張ったのみの庭で、こちらは自由に好きなものを植えれる状態の土地もありました。

 例えば上の写真のように、門扉と玄関の間のスペースには既に植栽がなされていました。いろいろ植えてくれてるけど、うーん、好みではない。。。。

 全く庭作りをしたことのない素人。膨大な好みではない木を、どうやって処理するのか?好みでなくても活かせるものはないのか?どんな木を、どんな方法で植えるのか?右も左も分からない状況でした。でも、マンションでベランダガーデンをしてたときから、植物の絶大なパワーは感じていたので、自分の好みの庭をどうしても創りあげたい夢があったのです。そんな私が、試行錯誤してきた変遷を紹介します!

その1:エクスペリアの業者に頼む

 まずは、エクスペリアの業者に、掃き出し窓の下にあるコンクリートのステップにタイルを貼ることを頼むついでに、庭木を数本、植えてもらいました。私は庭に対する拘りが強かったし、せっかくプロに頼むということで、事前にどんな雰囲気がいいか、木の種類や配置を相談したいと、かけあっていたのですが結局相談できず、、、当日にこちらが指定した場所に植えるのみとなってしまいました(植える技術そのものに関しては申し分ない)。
木を植えるにあたって、その動機はとても大切です。例えば、『隣の塀が目立たなくなるようにしたい』、『雑木の庭みたいな雰囲気にしたい』など。そして、木の特性を知ることも、同様にとても大切です。木の季節ごとの印象(落葉・常緑、花期以外の姿)、樹高や手入れの難しさも様々です。そのため木を植える動機・木の特性の両方を加味してデザインしないと、せっかく植えた木が厄介者のようになったり、活かされなかったりします。しかしながら、庭主の動機も聞かず、木に対するアドバイスも無しに、エクステリアの業者さんは、ただ植えるのみだったのです。こちらが、庭師さんや、ランドスケープデザイナーだったら、それで十分に成立するのですが、こちらは当初なんの経験もない素人。プロに依頼するなら、プロの意見も交えながら庭を創っていきたかったのです。

 上の写真は、ダイニングの掃き出し窓からの景色です。室内からよく見る場所のため、2本の木(奥サクランボと手前コナラ)を植えました。後ろの家の茶色い塀をいかに目立たなくするか、や、室内からの眺めなど気になることはたくさんあったけど、結局相談できず。。。手初めにこのように数本の高木を植えたものの、これからどう庭を作っていけばいいのか、事前に大量に植えられている低木類(マホニア、オタフクナンテンなど)をとうすればいのか??結局、どうすれば美しい庭ができるのか、分からずじまいでした。

その2:園芸店に頼む

 そこで、地元の園芸店に相談してみることにしたのです。園芸店でも、エクステリアや造園をやっているところは多いです。たくさんの樹木を扱っている園芸店なら、色々と相談にものってもらえるだろうと思ったのです。が、実際にはそうはいきませんでした。我が家のように、中途半端に木が植わっており、更地ではないようなところに、相談しながらデザインを練ることは難しいというような回答でした。例えば、新築でこれから庭と外構を作るというような数百万の単価の作庭、もしくは数十万の単価のウッドデッキの設置なら、引き受けてくれるのかもしれません。我が家のように、いらない木を抜いたり、今ある木を生かしてデザインを考えるようなこともできない訳ではないのですが、【木を一本抜くのに〇〇円】、【木を一本植えるのに〇〇円】、というように、単純に単価がかさんでいき、また人件費も高くなりますよ、ということで、遠回しに断られたのです。

 確かにこういう細々したたくさんの木を抜いて、新しく庭主にあったプランを考えるのは、依頼される側はめんどうなのかもしれません。。既に花壇は造ってあるし。。

 しかし!数百万・数十万覚悟でゼロから外構や庭を丸ごとプロに依頼して作る人って少なくないですか??作るとしても一生に一回程度ですよね??多くの人は、既にある庭を活かしつつより雰囲気を良くすることを望んでいたり、自分自身も暮らしの中で庭に関わりたいと望んでいたり、もっと繊細なニーズを持っているように感じます。庭は変化していくものなので、一度作れば終わりという訳ではないと思うのです。丸ごと新しく作ることより、より細やかな庭造りに対するプロのアドバイスを望んでいる人は多いのではないでしょうか??

その3:庭師に頼む


 遠回しに園芸店に断られ、どうしようかなと思っていたところ、ひょんなことから京都の庭師さんと知り合いになりました。庭師さんは、『どのような雰囲気と木が好みか』、『そのためには、どの木をどう配置すればいいか』を一緒に考えてくれました。そして不要な木の撤去と、再利用できる木の植え替え、新しい木の植え付けがいっきに進みました。また、ある場所に木を植え付ける際にも、その向きなどにも細かく希望を聞いてくれたのです。そして、ようやく庭の高木の骨格が決まりました。高木の骨格が決まれば同時に、好きな低木、草花を配置していきやすくなり、庭造りはどんどん楽しくなります。費用に関しても、手入れ代として一括で計上してくれたので、『△本抜いたから〇〇円×△』というような計算で大幅なコストがかかることはありませんでした。ようやく、望んでいた庭造りをできた喜びと安堵は大きかったです。

下の写真は、ダイニングからから見える景色です。エクスペリアの業者さんが植えたコナラ、サクランボに加え、庭師さんと相談して数本の木を植えたことで、小径のような雰囲気になり落ち着きました。

この経験を通して感じたこと


 庭を持っている人で、更地にして雑誌に出てくるような大きな庭を作りたいわけじゃないけど、現状の庭をより良くしたいと思っている人はたくさんいると思います。特に経験がないと、どこから手を付けていいのか分からないし、なんとなく選んだ木を、なんとなく植えがちです。でも木は生き物ですし、その存在を活かすにはデザインも大事で、末永く良好に木と付き合っていくには、木の種類・配置についてプロの意見を取り入れることも大事だと思います。プロに丸投げでもなく、素人自分一人で全て決めるわけでもなく、ほどよい距離感でプロが助言しながら、庭主と一緒に庭を創るのが理想的だと思います。その距離感の心地よさは、庭主さんによって異なりますが、そこを探っていくことで、より良い庭ができ、より大事にされる庭になっていくのではないでしょうか。是非、より大事にしたくなる庭で、愛着のある庭で、毎日をすごしましょう!

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宝塚・西宮、地元のランドスケープを、小さな庭から拡げる。化学素材の研究を10年と、庭に全く縁のない生活を送っていたのに2017年に植物に目覚める。とある施設でガーデナーとして働いています。小さな花壇から、大きなお庭まで、様々な庭を創りつつ、ランドスケープについて書いていきます。
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