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夏が終わってしまう

どれも口美し晩夏のジャズ一団

これは金子兜太の句。
僕の愛唱句?のひとつでもある。

そうなのだ。
今はもう晩夏なのだ。
まだ梅雨も明けていないのに。
歳時記のよってたつ暦の上では、今年は7月6日から既に晩夏に入っている。
そして、この晩夏、夏の甲子園が始まり、さあ夏だあーと言う頃には終わってしまう。
秋になる。
だから焦っている。
早く晩夏の季語を使わないといけない。
季語は、春夏秋冬で分けられているが、その中でもさらに、初仲晩三に分類されている。
夏なら、初夏の季語、仲夏の季語、晩夏の季語、そして夏を通じて使える三夏の季語。

だからいつまでも仲夏の季語や三夏の季語にうつつを抜かしていると、晩夏がさっさと行ってしまう。
四季の中で、夏の歳時記がいちばん分厚い。
つまり、季語は夏がいちばん多い。
それだけに、焦ってしまう。
せっかく買った歳時記だ。
少しでも多くの季語を使わないともったいない。

合歓の花敗者に長きミーティング
碧萃生

と言って、無理矢理使うといいことはない。
高校野球の予選も始まっている。
今年は甲子園開幕の8月7日が立秋。

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