乳幼児突然死症候群にまつわるアレコレ(窒息とげっぷ編)

乳幼児突然死症候群(SIDS)…妊娠中からちょっとのリスクでもおなかの子を失うかもと不安にかられていた私はどうしてもその危険因子を排除して育児がしたかった。

だけれど、実際は育児本の言っている通りには全然できないし、身体中痛くて常に眠いのに、すぐまた次の授乳になって眠れないし、子どもは習った通りに世話しているのに、上手いこと反応がなくとことん現実は厳しい。

まず、乳幼児突然死症候群(SIDS)には、大きなファクターとして窒息がある。

関わる要因としては、特に悩ましいのが、添い寝とげっぷ。

うちには、実は、旦那が個人輸入したニコチンリキッドタイプでのタバコ問題もあるが、これは旦那にかかる所が多いので、機会があれば記載したいと思う。

乳幼児突然死症候群(SIDS)の要因のうち、今回はげっぷによる窒息について記載したい。


[げっぷが出ない…窒息死の不安]

げっぷが出なかったら丸めたタオルを背において、欲を言えば右側を下にして、横向きで寝かせましょうとはよく言う。

(私は3ヶ月ぐらいまでの胃が発達していない赤ちゃんは、胃がとっくり型なので、右側を下は必要ないかもと思っている。

だから、低月齢のうちは着地できた向きで、寝かせてあげた方がママは楽なのではないか。)

横向き寝もうちの子は、新生児から足をバタバタさせがちだったので、いつの間にか仰向けになっている事もよくあり、

“うかうか寝ていられない、起きたらこの子は死んでいるかも…”

と心配で心配で仕方がなかった。

窒息死予防としてのげっぷだが、他面でうちの子は、おなかのガスでとても苦しんで授乳すらパニック&体を反らさずにはいられなくなるので、

授乳前(起きた時)、授乳の間、授乳後でげっぷをさせまくっていた。

どこかの小児科医の記事で、げっぷは5分出なかったら出ないパターンの時だから諦めていいとあったので、それぞれ5分程粘ったものだ。 

だけど、泣いている子におなかのガスを少なくする為&死なない為よ!と思いつつも、げっぷをさせる事の辛い事。

そもそも3回全部出る事も稀だし、例え3回全部出せても溢乳がある事も多かった。

しかも溢乳も30分〜2時間後と幅があるので、とてもじゃないけれど、付き合って見張りに起きているのは無理だった。

他にも、混合だったし、哺乳瓶の数も自分的には満足のいくだけその時はなくて、赤ちゃんも置いたら起きてしまいがちの子だったから、いつも清潔な哺乳瓶のストック切れを恐れ、洗える時はマメに哺乳瓶を洗い、それが睡眠時間を余計に削っていた。

その上、赤ちゃんが起きたら、また寝かしつけが最初からだったり、寝れなくてギャン泣きパニックを起こした子をあやす所からだったらとビクビクしている心労もまた大きかった。

それに、しつこくげっぷさせるのも長くて15分程追加でとられるのに、元々、休み休みミルクを飲み授乳時間が1時間半程かかる我が子相手に眠れなくて辛くて辛くて仕方なかった。

吐き戻しによる窒息死を避ける為に、げっぷはさせるに越した事はない。

だけど、溢乳は胃が発達してないない時期では、下手すりゃ次の授乳タイムがくるまで溢乳が出る事もある。

(うちの子は1時間から1時間半で、またお目目ぱっちり→ギャン泣きで、ミルクを飲みたがる事もままあった)

げっぷしたからと言って、確率は下がるとはいえ、0にはならない…吐き戻しで死ぬ時は死ぬんだな…どうしようとなって追い詰められていた。


そんな時、ある助産師さんのブログで、

げっぷはさすったり、トントンしなくても3分程待ってたら自然に出る

と経験則では思うとあり、

とにかくママの私が限界だったので、よくある授乳しているうちに寝てしまった時には、無理やり起こしてまでげっぷさせず、そのまま寝かせたままにして、その間は、縦抱っこや頭をなるべく高く維持しての抱っこ(ナナメ抱っこ)で私も眠るようになった。

余談だが、その際、一番楽だったのは、布団を積みまくった山に寄りかかって寝る方法。

だっこが辛いので、ナナメ抱っこでは、授乳クッションなどを腕の下に入れて、腕は赤ちゃんを包む力しか掛からないくらい楽に抱いてた。

そうやっているうちに、げっぷをしたい時は、娘は20分程で一度泣き出す。

そこでげっぷを試みると、ほぼほぼげっぷが出てまた寝たがる。

(時にはげっぷの分、おなかが減った様に感じるのか、また授乳の続きをしたがる。)

再度寝入る事は結構多いので、20分のタイムラグはあるが、無理やり起こしてまでげっぷをさせてそこから寝ないパターンよりかは、何もかもが楽だった。

個人的には、横向き寝もいいけど、予め傾斜をつけた所で頭を高くして寝かせる方が吐き戻しは少ないように思う。

最近は、バウンサーでちょっと寝ててねを試す事が多い。

ハイローチェアにあえて少し傾斜を付けたり、ベビーカーで寝かせるのも使えると思う。


詳しくはいつか書こうと思うが、私自身、睡眠時間が圧倒的に足りてなくて気力も体力もギリギリの状態だと、泣く事でしか全てを訴えられない赤子相手に、怒鳴ったり、つい力任せに言うことを聞かせようとして「虐待じゃん…」と後で呆然となる事もあった。

だから、ママが楽を出来ると、必然的に子を守れる確率が上がると私は思っている。

よって私は、

げっぷは起こしてまで無理にさせない。

したい時は勝手に起きる。

傾斜付き横向き寝なら、より吐き戻しによる窒息死は防げる気がする。


助産師さん達が常識として薦めるげっぷ出しとは違うのは分かっている。

バウンサーなどで、2時間以上寝かせると背骨の形成に良くないと言われているのも知っている。

(バウンサーなどには長時間の使用は控えてとあるが、それは万が一背骨が歪んだら責任持てないからという企業のリスクヘッジだし、

実際寝かせていて、背骨が歪み発育不良になったという健康被害のニュースも私は見た事はない。

それに、赤ちゃんは、背骨はCの字状なのだから、仰向けの方がおなかも張る、違和感があってむずがるのに、本当にダメなのかというのが、個人的には調べる余地がありと思っている。)

常識通りやってみてダメだったママに、自己責任ではあるが、とりあえずまともにお世話をできる気力体力が回復する期間をしのぐのにでも、参考になったら幸い。










この記事が参加している募集

#育児日記

50,688件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?