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「疑問から始まります」 「僕も借金してるの?」 「僕も借金を返さなきゃいけないの?」 この物語は 「国の借金は国民が返す」 「次の世代に借金を残さないように」 テレビの報道番組を見ていた 小学6年生の男の子の疑問から始まりました。 男の子は希望稔というごく普通の男の子。 父親は証券マンで転勤が多く単身赴任です。 お母さんは中学の教諭で妹は小学3年生。 庭付きの一戸建てで郊外に住んでいます。 稔は幼いころから父親の持論を聞いてきた。 「