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SpaceX(スペースX)社の有人宇宙飛行の成功から1年

 米国時間2020年5月30日、ケネディ宇宙センター39A発射場より、SpaceX(スペースX)社の有人宇宙船Crew Dragon(クルードラゴン)Demo-2が打ち上げられました。

昨年の打ち上げを振り返ってみよう

 これは、2011年以来約9年ぶりに「米国から米国のロケットで米国の宇宙飛行士が宇宙に行く」というミッションでした。それを成し遂げたのが民間の宇宙開発企業SpaceX社です。米国の宇宙開発において新しい時代の始まりを意味するものでありました。

 その日から1年が経過しました。5月に打ち上げられた宇宙船(Demo-2)は、8月に帰還しました。11月には商業飛行であるCrew-1ミッションが、そして今年4月にはCrew-2ミッションが行われました。Crew-1には野口宇宙飛行士が乗船し、Crew-2には星出宇宙飛行士が乗船したので、日本でもご存知の方が多いでしょう。

 歴史的なロケットの打ち上げの日から1年が経過しましたが、しかしまるで昨日のように感じるものです。とても感動的でした。

何度見ても美しいロケット!

 新型ロケットで宇宙に行く宇宙飛行士はかっこいいですね!

 Spacex社といえば、イーロン・マスク氏がCEOを努める会社です。ロケットに搭乗する前の宇宙飛行士との対面のシーン。懐かしいですね。

9年前と今を比較!

 9年前のスペースシャトルの打ち上げと、2020年のCrew Dragon Demo-2の打ち上げの比較です。とても興味深いですね。

ライバルは?

 NASAは、民間の宇宙開発会社を選択する際に、SpaceXとBoeing(ボーイング)社を選びました。Boeing社の有人宇宙船Starliner(スターライナー)は、一度無人飛行テストを行いましたが、国際宇宙ステーションに到達せず地球に戻ってきました。現在は、2回目の無人飛行に向けて準備が進められています。

現在のSpaceX社は?

 国際宇宙ステーションへの有人飛行を成功させたSpaceX社は、次なる目標に向かっています。同社は、NASAより有人月面飛行「アルテミス」ミッションでも選ばれています。

 現在開発しているロケットは、月・火星へ向けて打ち上げられるStarship(スターシップ)です。プロトタイプのSN15は、打ち上げ及び着陸に成功しました。

 しかし、ロケットを打ち上げるためには、場所も必要です。飛行機が離着陸するには「空港」が必要ですね。同様に、ロケットの発射・着陸する場が必要になります。同社は現在、ロケットの開発を行いながら、発射場に関する準備も進めています。

 STARBACE(スターベース)と言います!

 着々と準備が進められている海洋スペースポート。

 建設中のスペースポートです。

 将来は、このような形になるのではないでしょうか。完成が楽しみですね!

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 宇宙開発は風の時代において重要なものと考えます。私たちのビジネスはいつまでも「地球」だけではありません。これからは「宇宙」も含めて考えなければならないでしょう。2021年2月より「風の時代にあったビジネス・マーケティング戦略」について理論的に執筆しています。ご興味のある方はぜひお読みください。

*Twitterより引用

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