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メンタルコントロール:世界線思考

感情の悪影響

トレードで最も重要といえることがあります。

それは自分の感情を理性でコントロールすることです。
自身の金銭を投じた状況で、合理的な判断をし続けるためには、感情を排除しなければなりません。
簡単にいえば、感情でトレードしちゃダメってことです。

例えば、指値がささらずに株価が上昇してしまったときの後悔は、大きい感情です。
「あの時に買っていれば・・・」と後悔したことがある方は多いんじゃないでしょうか。
そして、その後悔が積み重なって、「後悔したくない」という気持ちを生む原因となり、次のトレードのエントリーで失敗します。押し目を待たずに買ってしまうのです。

でもその後悔は、あなたが今思い出せるというだけです。
今思い出せない、忘れている「あの時に買わなくてよかった!」もたくさんあるはずです。例えば、指値がささらなかった翌日に下落していったような状況です。
これは後悔にならないので、記憶されにくいのです。

この記事では、「あの時に買っていれば・・・」という後悔、つまり感情に振り回されないように、ちゃんと頭を使いましょうということをお伝えしつつ、具体的な方法を1つご紹介します。

世界線思考

パラレルワールドと聞いたことはあるでしょうか。別の現実世界のことです。
つまり、あなたがA社の株を買った世界もあれば、買わなかった世界もあります。あなたが億万長者の世界もあれば、幼少時代に事故で大怪我をしている世界もあります。このような考え方をパラレルワールドといいます。

小難しい話をするつもりはありませんが、量子力学の世界では、観測するまで事象が確定しません。シュレディンガーの猫とググってください。

トレードも同じようなイメージで、株を買う時点では、不確実性により、上がる未来と下がる未来がどちらもあり得ます。

つまり、振り返った時にも、上がった世界と下がった世界があり、今いる世界が「指値がささらずその株が上がった世界」だとしても、じゃあ買っていたらどうなるかといえば、「指値がささってその株が下落した世界」もあり得たのです。

したがって、後悔の感情が生じたら反射的に「下がる世界線もあり得た」と考える癖をつけることが重要です。
これにより後悔の感情は弱まっていき、最終的には何も感じなくなります。

「あの時こうしていれば・・・」は成立しません。

これが世界線思考です。
※この記事を書くに当たってイケてるネーミングを考えました。

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