MarketData分析

マーケット、経済指標のデータを分析して、トレーディングに生かします!

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最近の記事

【経済指標】消費者物価指数-CPI(2024年8月)

長期チャート(2000年1月〜)全品目 CPIは前年同月比の上昇率が2.53%。伸びは2.6%の市場予想を下回り、7月の2.89%から鈍化。  エネルギーと食料品を除いた全品目 変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は同3.20%上昇で、ヘッドライン的には前月と同じ伸び率だが、小数点第2位まで見ると前月は3.17%だったので、若干上昇。 短期チャート(2020年1月〜) 品目別ガソリン価格の低下に牽引されエネルギーが4.0%低下し、CPI低下の大きな要因

    • 【経済指標】米雇用統計(2024年8月)

      失業率:4.2%(前月4.3%) 非農業部門雇用者数増減:+142K(前月+89K) 長期チャート失業率 失業率の低下は、失業者の減少、労働力人口の減少、またはその両方を意味します。 2024年8月の失業率は4.2%で、前月7月の4.3%から0.1%ポイント低下。過去の状況から見ても以前低い水準ですが、トレンドとしては上昇傾向にある為、注意が必要です。 非農業部門雇用者数(前月比) 短期チャート失業率 非農業部門雇用者数(前月比)

      • 【経済指標】米ISM非製造業景況指数(8月)

        8月:51.5 (予想:51.3、 前月:51.4、 前月比:-0.1p) 2ヶ月連続で拡大 8月のISM非製造業景況指数は51.5となり、前月の51.4からわずかに上昇。予想の51.4を上回り、サービス業の活動が堅調であることを示唆しています。 長期チャート(1997〜)8月の指数は50を超えているので、長期的には非製造業セクターがまだ拡大を続けている。しかしながら、過去数ヶ月の平均から見ると、そのペースが緩やかであるため、今後の持続性には注意。 短期チャート(202

        • 【経済指標】米ISM製造業景況指数(8月)

          8月:47.2 (予想:47.5、 前月:46.8、 前月比:+0.4p) 5ヶ月連続の縮小 長期チャート(1970〜)5ヶ月連続で縮小。依然として弱い経済状況を反映している。 過去のリセッション(景気後退)時には45.0を大きく下回ることが多く、まだリセッションとは言えないが、過去のリセッション時のような大幅な低下ではなく、縮小圏ながら安定推移を続けていることから、景気後退入りまでには至っていないと考えられる。 短期チャート(2020〜)新規受注: 新規受注指数は44.

        【経済指標】消費者物価指数-CPI(2024年8月)

          【米国株(S&P500)】2024年9月の季節性アノマリー

          前提(データ)リターンは、断りがない限りDaily Returnの平均値です。 データは、S&P500です。1928年から2023年のデータを使用しています。 9月のシナリオファンドマネージャーが第三四半期末近くに株の処分を行うため、株価は下がる傾向にある。 よって、彼らのリバランスが終わるまでは買わない方が良い。 アグレッシブにいくならショートもあり。 この辺りをデータで確認していく。 9月は下がりやすいまずは1年の内で9月のリターンを確認します。 S&P500は、

          【米国株(S&P500)】2024年9月の季節性アノマリー