【経済指標】米ISM非製造業景況指数(8月)
8月:51.5 (予想:51.3、 前月:51.4、 前月比:-0.1p)
2ヶ月連続で拡大
8月のISM非製造業景況指数は51.5となり、前月の51.4からわずかに上昇。予想の51.4を上回り、サービス業の活動が堅調であることを示唆しています。
長期チャート(1997〜)
8月の指数は50を超えているので、長期的には非製造業セクターがまだ拡大を続けている。しかしながら、過去数ヶ月の平均から見ると、そのペースが緩やかであるため、今後の持続性には注意。
短期チャート(2020〜)
製造業景況指数との比較
参考:ISM非製造業景況指数について
ISM非製造業景況指数(ISM Non-Manufacturing PMI)は、米国の非製造業部門(サービス業や建設業、小売業など)の景況感を示す経済指標。これは、Institute for Supply Management(ISM、供給管理協会)が毎月発表しており、米国の経済全体の約80%を占める非製造業の動向を把握するための重要な指標
50を上回る数値:非製造業の活動が拡大していることを示します。一般的に、数値が高いほど経済が成長していると解釈される。
50を下回る数値:非製造業の活動が縮小していることを示します。50を下回ると、サービス部門を中心とした経済活動の減速を意味することがある。
ISM非製造業景況指数は毎月3営業日に発表され、前月のデータを反映。米国の経済活動の大部分を占める非製造業の動向を示すため、この指数も非常に重要視されている。
株式市場や為替市場、債券市場にも大きな影響を与えることがあり、結果が市場の予想を上回ったり下回ったりすると、市場が敏感に反応することが多い。
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