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【9月3日】トレンド形成の週となるか?

現在の為替市場のトレンド

現在、為替市場においては米ドルが強含みしている。これは、米国の経済指標が堅調であること、特に8月の消費者信頼感指数や第2四半期のGDP改定値が予想を上回ったことが背景にあり、これまでの米利下げの折り込みすぎの反発、日銀利上げの折り込みすぎの反発と考えられる。また、FRBが大幅な利下げに踏み切る可能性が後退したこともドルを支えている。

しかし、今週の展開ではさらなる米ドル安、米ドル高が見込まれる。

本日の注目ポイント

23:00‐ 米ISM製造業景況指数
前回値 
46.8 予想値 47.5

ISM製造業・非製造業景気指数:23年8月以降

市場の意思

市場は、FRBが大幅な利下げに踏み切る可能性が後退したことで、ドルの強さが持続するとの見方が優勢。一方で、米雇用統計の結果次第ではドル円の急落もあり得るため、短期的な動きに対する警戒感も見られている。

米国の雇用統計 各項目:23年8月以降

今後の推移

本日のISM製造業景況指数が下落した場合は、今後の利下げ回数を年4回の見方と継続する結果になれば、ドル円が急落する可能性がある。現在はドル安トレンドがメインとなっている。
逆に、上昇した場合は一時的な買い相場となる可能性があり、ドル円の上昇基調が木曜日のISM非製造業景況指数まで継続する可能性もある。また、FRBの利下げペースが「データ次第」であるため、今後の経済指標発表が重要となっている。

年利下げ4回折込み7割弱

現状で最も買われやすい通貨

本日のISM発表までは待ち相場である。
結果が悪ければドル円は売り、ゴールドは買い。

※本記事は投資助言に関するものではございません。投資判断は自己責任の上お願いいたします。



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