見出し画像

【7月16日】パウエル議長のハト化

現在の為替市場の現在のトレンド

現在、ドル円は158.00円を挟んだ狭いレンジ取引が続いており、上値が重い展開。昨日の終値は158.06円で、前営業日終値の157.83円と比べてわずかに上昇。パウエルFRB議長の発言後に一時的に円買いが進んだが、全体としてドルは買い支えられた。

朝方までの振り返り

経済指標
7月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
結果 -6.6(予想 -6.0、前回 -6.0)

要人発言
パウエルFRB議長
過去3回のインフレ指標に対する信頼感を示し、第2四半期のインフレ率改善に言及。発言は市場にハト派的と受け止められ、一時的に円買い・ドル売りの動きを引き起こした。

本日の注目ポイント

米6月小売売上高:21:30
前回値: 0.1% 予想値: -0.2%

市場の意思

市場は現在、FRBの利下げ期待が高まっており、パウエル議長のハト派的な発言もその期待を強めている。これにより、ドルの上値は重くなっている。トランプトレードでのドル買いは市場に意識されていたが、次期大統領の決定は11月。米利下げの方が早く来ることから、金利を意識した展開になる可能性が高い。

今後の推移

市場はFRBの政策決定を注視しており、特に9月の利下げについての期待が高まっている。今後の経済指標や要人発言次第で、ドル円は158.00円を中心とした狭いレンジでの取引が続く可能性が高い。また、トランプ氏の動向が政治的リスクとして影響を与える可能性もある。これまでの米金利低下でドル円は動かなかったが、ついに米金利低下に連動してドル円も下げる動きを見せてきた。

現状で最も買われやすい通貨

現状、最も買われやすいのはゴールド。
FRBのハト派的な姿勢が明確であることと、週末に起きたトランプ前米大統領の暗殺未遂事件による影響を意識する展開となった。

年内3回の利下げ織り込みは6割へ

※本記事は投資助言に関するものではございません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?