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【7月26日】サポートと米GDPでドル円反発

現在の為替市場の現在のトレンド

ドル円は152円のサポートと、NY時間に米GDP速報値が予想を上回ったことを受けて買い戻され、一時154円台に戻す動きを見せた。昨日までのドル円は、円売りのポジションを崩したファンドが円買いをし、不思議と円とドルは連動して、ドル買いも発生する。円買い、ドル買いのリスクオフ特有の動きとなり、クロス円は暴落、つれてドル円も暴落する。たいした理由もないのに、雪崩のように動く。このドル円の下落は、円売りポジの調整から来たものなので、今回のような場合は、ファンダメンタル的な根本の原因はない(季節性)ので今回は152円がサポートになったようだ。円買いが落ち着いたことにより、本日の米PCEデフレータの結果からドル買いが促進されるようであれば、ドル円は再度上昇を見せる可能性がある。予想以下であれば、ゴールドの調整終了の合図になるのではなかろうか。

朝方までの振り返り

・米GDP(第2四半期速報値):結果2.8%(予測2%、前回1.4%)

・米個人消費:結果2.3%(予測2%、前回1.5%)

・米新規失業保険申請件数:結果23.5万件(予測23.8万件、前回24.5万件)

・ECBのナーゲル総裁:データにサプライズがなければ利下げが可能と発言

・イエレン米財務長官:米金利上昇は資本流入を誘発しドルを押し上げていると発言

本日の注目ポイント

・個人所得(6月)21:30
前回値:+0.4%
予想値:+0.5%

・個人支出(6月)21:30
前回値:+0.2%
予想値:+0.3%

・PCEデフレーター(6月)21:30
前回値:+2.6%
予想値:+2.5%

・PCEコア・デフレーター(6月)21:30
前回値:+0.1%
予想値:+0.2%

・ミシガン大学消費者信頼感指数(7月確報値)23:00
前回値:66.0

市場の意思

ドル円の買い戻しが強まり、154円台に戻る動き。一時的な円買いの終了の可能性もある。しかし、本日のPCEデフレータと月末の日米の金融政策決定会合の結果によってはさらなる下落からトレンド転換の可能性もあるので注意が必要である。

今後の推移

ドル円は152円での反発と、クロス円の反発がみられている。米GDPの強さを背景に、短期的にはドル買いの動きが続く可能性が高いと思われる。しかし、本日のPCEデフレータの結果によっては再度ドル売りが促進される可能性があるため、ポジションは整理しておきたいと思う。過去のデータから見ると、日銀利上げ後に世界的不況を確認できるので、今回もどうなるかに注目である。

現状で最も買われやすい通貨

米ドル
米GDPの強さや安定した労働市場指標が支持材料となっている。

※本記事は投資助言に関するものではございません。投資判断は自己責任の上お願いいたします。

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