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【3月13日】CPI結果は堅調

ドルは2月の米消費者物価指数(CPI)が予想より強い内容であったことから、ドルに対する買いが優勢となっている。特に、ドル円が6日ぶりに反発し、148.12円まで上昇したことが、このトレンドを反映している。

米10年債利回りが上昇している。(金利が上昇するとドルが強まり、下降するとドル売りが優勢になる傾向がある)

市場の注目ポイント

FRBがどの程度インフレ率の上昇を許容するか、および金利の引き上げ時期が市場の焦点となっている。特に、住居費を除くコアCPI(スーパーコア)が前月から鈍化したことが注目されている。

米10年債入札結果の最高落札利回りが4.166%で、応札倍率が2.51倍という結果は、市場参加者のリスク評価に影響を及ぼしている。

直近の傾向

ドル円とユーロドルの動きは、両通貨ペアの動きは米長期金利の変動に敏感で、特に米CPI発表後の反応が顕著だった。ドル円は147円台で上下動し、ユーロドルは1.0900ドル台でのサポートが意識されている。

市場の意思

市場はFRBによる利上げ開始時期の再評価を迫られており、特にインフレデータ後の金融政策への影響が注目されている。6月の利下げ開始確率が若干低下したものの、依然として高い確率で織り込まれている。

利下げ折込み後退

今後の推移

市場は次の重要な材料、特に生産者物価指数(PPI)やFOMC待ちの状態
上記データや会議からの発表が市場の次の動きを決定することになる。

現状で最も買われやすい通貨

米経済の強さとFRBの金融政策に関する期待から、現状では米ドルが最も買われやすい通貨となっている。インフレデータが強い内容であったことも、ドル買いを後押ししている。

※本記事は投資助言に関するものではございません。投資判断は自己責任の上お願いします。


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