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Markover 50 の読んだ本

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Markover 50の読んできた本の読書感想文を収めています。
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2022年9月の記事一覧

『無意味な人生など、ひとつもない』を読む

本日は、人生に彷徨いそうだなあ…… と感じている時に、救いとヒントを求めてきた五木寛之氏のエッセイを集めた『無意味な人生など、ひとつもない』(PHP2017)です。 まえがきだけで救われる昨日の不本意な一日を引きずっていて、本日は仕事も不調でした。特に急ぎの案件がないのをいいことに、取り組むべき課題には殆ど手をつけず、色んな文献を漁ったり、物思いに沈んだりする時間が多かったです。こういう悶々とした時には、時に優しく示唆を与え、時に厳しく喝を入れてくれる五木寛之氏の著作を手に

アメリカ文学の思い出

本日は、自分の歩んできた過去を遡り、20代前半に夢中になって読んでいたアメリカ文学の思い出を引き出してみます。 といっても、ストーリーや作品のディテールは、殆ど記憶から消え去っており、作家や作品を羅列して、その時の感情を紡ぐだけになりそうな予感もしますが、着地点は考えずに、執筆をスタートします。 アメリカ文学好き私が趣味の欄に書く内容は年齢によって変遷があるものの、”読書”だけは20代の頃から不変です。20代の一時期、「どういう本を読むのですか?」という質問に対しては、迷