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Markover 50 vol.1

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2019年3月の記事一覧

「馴化」から考えたこと

3月も今日が最終日です。学生や企業人の中には、明日から新学期、新年度という人もいるかと思います。4月は、望むと望まざるとにかかわらず、強制的な変化が始まる月でもあります。 「馴化」とは?今日のタイトルの「馴化(じゅんか Habituation)」とは、ある刺激が繰り返し提示されることによって、その刺激に対する反応が徐々に見られなくなっていく現象(慣れ、馴れ)を指すことばです(Wikipediaより)。 私はこのことばを、五木寛之「デラシネの時代」の中にでてくる、セイタカア

「いい人」は受け取り方が難しいことば

本日は、他人から自分を評される言葉として「いい人」と言われるのにモヤモヤ感があるという問題について、思考を掘り下げてみます。 「いい人」と言われる資格がない私は、世間一般的に考えられている「いい人」からは程遠い人間です。わがままだし、マイペースで人への気配りはできないし、義理・人情もあまり弁えていない不届きものだからです。 それを裏付けるように、見事なくらい、人徳や人望がありません。「善い人」あるいは「好い人」と形容される要素がまるでありません。 「いい人」= どうでも

最愛の息子の誕生日に自分に足りないものを考える

今日は息子の誕生日今日は息子の9歳の誕生日です。 これまで息子と過ごしてこれた日々には感慨深いものがあります。今日は、仕事が長引いて家に帰るのが遅くなってしまい、ハッピーバースデーの席には間に合いませんでしたが、嬉しそうにケーキのロウソクの火を消す様子や、誕生日プレゼントのブロックで遊ぶ姿の写真が妻から送られてきて、帰りの電車で心が和みました。また、一年後もこうして元気に誕生日を迎えて欲しいものです。 自分に足りないものそんなめでたい日に、自省してみます。毎日チェックして

昔の仲間とホッケーをする

週末休暇を利用して大阪にやってきました。鶴見緑地公園で開催された、第53回西日本六人制ホッケー🏑選手権がありまして、母校OBの40代以上で作るホッケーチームの一員として出場しました。奇跡的に怪我なくゲームを終えることが出来ました。 過去出場した二回はハムストリングスに肉離れを起こした因縁の大会です。ホッケーでは、普段の生活ではまず使わない部位の筋肉を使うので、日頃運動不足で、不節制に過ごしている人間には、大変危険なスポーツです。元アスリートならば、自覚してトレーニングを積ん

イチローの現役引退

ひとつの時代が終わる瞬間に立ち会えた喜び今日のnoteは、イチロー選手の現役引退に触れない訳にはいきません。昨夜、2019年3月21日は、東京ドームでの現役最後の試合、全打席、試合後の記者会見と深夜までずっとテレビで観続けました。 東京ドームを埋め尽くしたファンからの大声援を受け、万雷の拍手を浴びながら、チームメイトとハグをし、ベンチに下がっていく瞬間には、思わず涙しました。日米の野球界にとって特別な存在だったイチロー選手の最後に相応しい晴れ舞台だったと思います。 大袈裟

ゴルフに教えてもらったこと

今日のnoteはゴルフの話です。 私がゴルフで良いスコアを出せなかった原因私は、ゴルフをやっていた頃、自分ではそこそこセンスがあると思っていたものの、なかなか良いスコアを残すことが出来ませんでした。 ゴルフはメンタルマネジメントと戦略がとりわけ重要なスポーツで、ナイスショットすることを前提に戦略を組み立てると必ず失敗します。スコアをまとめる為にはミスショットをすることを前提に、仮にミスショットをしても、傷が浅く、リカバリーが可能になるようなマネジメントが求められます。素晴

金曜の夜と土曜の朝

最初に種明かしをしておきます。本日のタイトルは、イギリスの小説家で、イギリス労働者階級の怒りの代弁者だったアラン・シリトーの「土曜の夜と日曜の朝」からの引用(パクり?)です。 会社員が休前日の夜と休当日の朝に浸る解放感小説『土曜の夜と日曜の朝』の舞台は、1950年代中頃のイギリスです。この頃は、先進国でもまだ週休二日労働制は定着していなかったでしょう。工場労働者として働く若者達にとって、仕事休みは日曜日だけで、土曜日の夜は、解放感に包まれる待ちに待った瞬間だったことでしょう

忘れてはいけない日2

2011年3月11日14:46に起こった東日本大震災から、はや8年の月日が流れました。あの日を経験した日本人の一人として、忘れてはいけない日だと改めて気持ちを新たにしました。 あの日の地震と津波で2万人以上の命が犠牲になりました。あの日負った身体や心の疵が癒えていない方々もいます。いまだ復興途上の街があります。直接的な被災をしていない私が、普段の日常生活の中で、常に思いを馳せ続けることは難しいものの、あの日、日本に居た誰もが味わった辛い経験は、生き残った日本人の一人として、

職業=会社員 を考える

「職業に貴賤はない」と言われますが、「どうせ働くのであれば、毎日楽しく、好きなことをして稼ぎたい」というのが、大多数の人の考えではないかと思います。 では、"職業"とは何なのか?wikipediaで調べてみましたら、 日常的に従事する業務や労働など、技能、知識、能力などをまとめた一群の職務のこと。 職、生業、仕事とも呼ばれ、日本では正規雇用で労務に従事することを就職、就労という。生計を立てるための仕事も職業とされる。 とありました。 最後の定義に当てはめるならば、私

棄てて、踏み出す

今日のnoteは弱音満載のかなりネガティブな内容です。 背負ったものを少しづつ下ろす長く生きていると、知らず知らずのうちに背負っているものが増えていきます。背負うものが年々増えていくこと、様々な経験が積み重なること、人間関係が繋がっていくことが自分の励みになっていた時期もありました。 しかし、最近の私は、これまでに背中に積んできた重い荷物をどんどん下ろしていきたい、という心境に変わってきています。 人間関係の断捨離例えば、これまでに築いてきた人間関係は断捨離対象の一つで

スケジュール管理ミス

今日は全く私の不注意で、気付かずに予定のダブルブッキングをしていて、一つ社外会議をすっ飛ばすミスを犯してしまいました。その会議が終わる頃に気付いたものの、最早万事休すで、猛反省しました。 事後に会議メンバーにはお詫びを入れました。私が会議の主要メンバーという訳ではない(だから油断があったのかも)ので、皆さまからは笑って許していただき、会議資料を頂き、事無きを得ましたが、初歩的なミスを犯してしまった原因を突き詰め、改めてスケジュール管理の重要性を再認識しました。 スケジュー