見出し画像

2019/03/14 ニュース

香港キャセイ黒字化も多難

先日、旅行でウユニ塩湖を訪れた。その際にツアーで一緒になったのがキャセイのCAさん。キャセイについていろいろ聞いていたので本日のこの記事の見出しに目が止まった。

キャセイの赤字要因

もともとの強みであった中国の海外旅行の通り口としての香港が、拡大する中国の航空会社によって、消えかけていることが大きいようである。

黒字化の要因

2017年に本社人員の600人の削減を行ったらしい。日本ではなかなかありえないこと。ツアーに来ていた人の内の一人が失業したと言っていたのでもしかしたら上に該当したのかもしれない。

今後の展望

香港人(740万人)の内、およそ3人に1人が日本に毎年旅行に訪れるらしい。ちなみにCAさんも日本に行くことがめちゃくちゃ好きとは言っていた。その短いフライトなら、LCCでも良いやんっていうことで、中国HNAグループの傘下の香港エクスプレスというLCCの株式取得を画策しているとか。実際にシンクタンクのCAPAによれば、18年のアジア太平洋の航空座席数のLCCの割合は29%(14%:08年)と非常に上昇している。

ただし、LCCを持てば勝てるというロジックでもないよう。LCCを傘下にもつ企業も、マレーシアエアアジアやフィリピンのセブ・エアなどのLCC専門企業に対して苦戦中のようである。更に最近問題となっているボーイング737MAXはLCC向けのようなので、向かい風が吹いていることは確かなよう。