【VTuber話】「大代真白」さんがますます可愛くなり、あおぎり高校さんの"革命"が始まる～その歴史にはもちろん水菜月夏希さんが必要だ
いつものことですが、今回は特に重要な話として。当記事の後段にある推論部分は、私の100%の妄想によって構築が実施されます。そこにはいかなる背景もエビデンスも存在しません。
そのうえでお聞きいただきたいことは、「進撃のあおぎり高校～その日、人類は思い出した。大代真白さんはふとした時の"油断"が最もリスナーをたぎらせるのだと」ということです。さっぱりわかんねぇなこれ。
言うほど複雑な話ではありません。このたび、あおぎり高校の大代真白さんが、すばらしい新衣装お披露目配信を実施されました。「VTuber界きってのトリックスター」にして「美少女コメディリリーフ」が、一流の職人の手によって作られたモデルによって、さらに美麗に！
これは驚きをもって迎えられ、瞬く間にツイッターにはハッシュタグがあふれました。VTuberさんにとっては、モデルまで新調する新衣装はまさしく「お色直し」の極致でしょう。今回の新モデルは、大代真白さんを新しいステージへと引き上げることになると愚考します。
それにしても、「赤スパを投げられるたびに、腰をガクガクさせながら絶頂する」ムーブが許される個性ってのは強いっすよね……。
赤スパを始めとしたスパチャが乱舞するなかで絶頂する様、もはや気骨が豪傑。
「唯一無二」を感じさせる個性は心地良い
しかし、まっこと美麗にならはりました。そんなお国言葉が出てしまう程度には、私も驚いた次第です。
「大代真白：『まんがタイムきらら』に連載中の漫画『あおぎり高校美術部日誌～あの子はドナーを求めていた』に登場する主役キャラクター。生まれつき肝臓が弱く、ヤキトリやブタキムといった強めの薬を欠かさずに服用している」
とかウソこいても信じられるのではないでしょうか。
もっとも、先ほどの画角の「ネタバラシ」をしてくれるあたり、「さすがは大代真白、さすがは音霊魂子、そして、さすがはあおぎり高校よ……」と男塾ばりに感嘆するしかないわけですが。
こちらはどうでしょうね。かなりのセンシティブレベルだと思うんですが、ギリギリセーフでしょうか。ビデオマッチオフィシャルによる判定が必要かもしれません。世の中には「大代真白の胎内へ帰りたい」という超ベテランがいると聞き及びますので、その方々にとっては刺激が強すぎるでしょう。
お披露目の第2幕は、こちらも同じく初登場となった居酒屋セットの公開でした。女将となった大代真白さんが出迎えてくれますし、右上の超美麗3D枠にはがっつりモーションを読み取るマーカーが写っています。それをむしろ見せていく心意気。
大代真白さんの配信スキルもさることながら、もうひとつ感心したのが「ちゃんと指ぬき手袋というスタイルを、3Dモデルと超美麗3D画面で合わせている」点。このデザインによって、さまざまなものを扱う時にも大過なく行えるでしょう。それが包丁か、食べ物か、はたまたR-18に属するものかは、皆様のご存念ひとつでございます。
新たなる衣装、新たなる舞台
大代真白さんの新衣装お披露目を記念し、新衣装グッズが発表となりました。配信を実際にご覧いただければわかりますが、大代真白さんのおへその近くにある「何か」。あれにも触れられています。
実はこれ、「へそピアス」ではございません。猫のマークがついている……私はこれをタトゥーシールと解釈しました。脚にもピンクのマークがありますからね。美術部の大代真白さんならでは。あらかわ。
なお、配信では、「スカートの真下から撮影する」という「普通に考えたらスケベすぎて事務所NGが出るやろこれ」なアングルも披露してくれます。その結末は、きみの目で確かめてみてくれ！
と、Vジャンプ方式でお届けしました。「一番おいしいところ」は本家で見ていただかないとね。ただでさえおんぶにだっこのこの記事が、さらに先方の利益を毀損してしまいます。あえて言うなら、配信前半であるとはお伝えしておきましょう。
さて、かくして衝撃とともに受け止められた、大代真白さんの新衣装お披露目。これは、あおぎり高校のひとつの転機になるのではないか……と私は推察しました。あるいは、転機のなかにおける、「サイン」のひとつと言えるのかもしれません。
あおぎり高校さんについて、私はそこまで深く知っているわけではありません。知悉し始めたのはショート動画がバズって以降です。
それ以前は、「運営元でゲーム部プロジェクトの騒動があった」「水菜月夏希さんが2021年4月に卒業した」「YouTubeからのASMR排除の動きで打撃を受けた」といった内容を仄聞した程度と言えるでしょう。今も概ねは伝聞で伺っていることに変わりはありませんが。
さりとて、昨今の活躍は目覚ましいものと見受けます。その中心として牽引してきた音霊魂子さん、石狩あかりさん。さらに、大代真白さんが加わり、山黒音玄さん、千代浦蝶美さん、栗駒こまるさん、我部りえるさんと輝ける才能を迎えてきました。上記のような艱難辛苦を経つつ。
そして、2023年1月16日。私が「我部りえるさんにイカれている」旨を書き記した記事でも触れたとおり、あおぎり高校さんを運営する株式会社クリエイトリングについて、親会社が株式会社Brave groupから株式会社viviONへと変わることが明らかとなりました。スタッフの皆さんもすべて移籍するため、部門譲渡という形になりますね。
株式会社viviONは、株式会社ゲオホールディングスの傘下であり、DLsiteやcomipoなどを運営する有名企業です。そのコンテンツ展開の幅も、さらなる広がりを見せることでしょう。
もちろん、これまでと同様にいかない部分もあるかもしれません。ですが、これまで以上の活躍の場が開ける可能性があるのも確かです。その原野に向かうにあたって、今回の大代真白さんの新衣装発表配信は大成功の部類であり、「革命」の成功を予感させるに十分なものだったのではないでしょうか。
VTuberは夢がある業界ですが、個人勢が非常に厳しい状況にあるとともに、中小の企業やグループが割って入るのも大変な状況が形成されつつあります。
あおぎり高校さんは多くの人気VTuberを抱えているとはいえ、その運営体制は小規模であり、「箱」としても良くて中規模とまでしか言えないでしょう。波に揺られる木の葉のような体制であることは間違いありません。
人気商売というのは、「休みであっても休みと感じられない究極の自営業」であろうと思います。平気の平左でライターなどをやっている私でさえも、納期ひとつにあくせくしているわけですから……。
チャンネル登録者数、それどころかショート動画ひとつの再生数に敏感でなければならない演者さんと運営さんたちの苦労たるや、想像を絶するものではないでしょうか。
私はありがたくも大企業から中小企業まで、さまざまなところで働きましたが、部署における業務量はもちろんのこと、動かせる予算や人員の余裕などには雲泥の差がありました。
VTuber業界は「今」を反映している業界なればこそ、どこもベンチャー気質が残っていて、ゆえに心身をすり減らすことも多いだろうと思います。
そのような中で、こうして笑顔を向けてくれることがどれだけ尊いか。もちろん、そんな背景を変に当てはめてしまうほうが失礼な場面も多いかと存じますので、配信やアーカイブの視聴時は純粋に楽しんでいますが……。
こうしてテキストとしてしたためている時、一歩引いた思考が、そうしたところに思いを至らせるのです。
古代ギリシアの詩人ヘシオドスが書いた叙事詩『神統記』は、オリュンポスの神々の誕生を書き連ねています。初めにカオスがあり、続いてガイア、タルタロス、エロースが生まれた。カオスからはエレボスとニュクスが生まれ、この両神からヘーメラーとアイテールが出でる。
これら原初の八柱は、さながら「あおぎり高校」の8人のようです。もちろん、水菜月夏希さんも含めていますよ。彼女あっての「あおぎりの歴史」であろうと、ものを知らぬ私でも思うのです。今でも折に触れて、名前が出ておられるようですからね。
と、「これまでで8人か……」という連想から、ふとテオゴニア(神統記)が浮かんだものでした。まことに、オタクらしい発想と言えるでしょう。これをもって、「美(術部)の神(かもしれない)」大代真白さんへの奉献とさせていただきます。
とんでもねぇ目するじゃん。いや、美術ネタで「8」がとっさに浮かばなくて……無知なワイを許してたもれ。