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【3月馬鹿】あの人気VTuber「ユードリック」さんの守護妖精を降ろしてみた

世間は4月馬鹿にて楽しいウソをつくと申しますが、それでは埋もれるウソもございましょう。というわけで、3月1日に大ウソをつくことにしました。はい、3月馬鹿です。当記事はフィクションであり、大カテゴリ「VTuber」、小カテゴリ「にじさんじ」の2次創作でございます。ほかのネタも入れ込んでおりますわね。

[重要]これはインタビュー体裁のネタ記事です

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VTuberのユードリックさんは、ANYCOLOR株式会社が展開する「にじさんじプロジェクト」において、キャラクターが発表されたものの未デビューのライバーさんです。

当記事における企画は、そのユードリックさんに尾ひれや背びれどころか、濡れ手にあわ級にくっついてきたトンチキ設定におかしみ……もといリスペクトを覚え、自分もパイを投げつけるべくインタビューするという体裁のネタ記事です。

また、noteの機能を活用し、「インタビュアー(筆者)がやべーやつになってそのコメントを代読する」という体にて、記事にいささかの混沌性を付与しております。お楽しみいただければ幸いであるとともに、公式ガイドラインに則った2次創作としてのジョークテキストである旨をご承知ください。

(※実際に記事を作成してみて、記事上での音声ファイルの再生が不可能なことに気づきました。「音声ファイルのダウンロード」という無駄かつセキュリティ上の懸念のあるステップを踏むことになるため、予定稿テキストも併記しております)

ユードリックさんの守護妖精召喚

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それでは、にじさんじの人気VTuber、ユードリックさんのインタビューを始めます。しかし、彼は非常に多忙で、さらに通常のライバーと違って容易に存在に触れることができません。いわゆる反ミーム性を有しているといえるでしょう。

そこで、彼の代理人的役割である守護妖精さんを通じて、ユードリックさんの話を伺います。また、話の中において特に重要な箇所は、僭越ながら私の声帯をもって代読し、より正しいニュアンスで伝えることを試みます。

[なお、A5ランクの牛肉を用いた召喚過程は省略します]

このたびは、貴重なお時間を割いていただいたことに感謝します。私、過去の栄光を切り売りしつつ難病半寝たきりライフを送る、ライターの真里谷と申します。

(Fortes fortuna adjuvat. 私はユードリック・アレキサンダー、教師をしています)

筆者注:ユードリックさんは"Fortes fortuna adjuvat."、「運命は強い者を助ける」とラテン語で発言されました。しゃらくせえ……もとい、よくご存じのようですね。

この出会いに感謝します。それでは、ユードリックさんについて、一歩ずつ謎を解き明かす話をさせていただきましょう。

ユードリックさんの基本情報

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【確定】
氏名:ユードリック・アレキサンダー
誕生日:4月1日
デザイン:yowさん
********
【風聞】
想定英字:Eudlic Alexander
所属:にじさんじレジスタンス
好きな食べ物:生肉
愛称:カビゴン
悪癖:赤ちゃんの髪の毛を食べる
眼鏡:眼鏡をかけた相手を絶対的遠距離旅行に自ら「招待」し、残った眼鏡を戦利品として着けている
副業:魔法少女
正体:ゲンスルー
好きな言葉:「ユードリック参上!」
醜聞:白雪巴さんに心中を迫った

ユードリック・アレキサンダー。英語読みですね。お名前の由来は、やはりかのアレキサンドリアのエウクレイデス(ユークリッド)なのでしょう。

すると、ユードリックさんは「ユークリッドと間違えられることはありますね。偉人と間違えられるのは光栄とはいえ、複雑でもあります」とのこと。

きっと、アニメ『スクライド』のストレイト・クーガー兄貴のように、ここぞという場面が来るまで、名前を間違え続ける同僚の方もいらっしゃるのでしょう。童田明治さんが最有力候補です。

ユードリックさんと生肉

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ユードリックさんといえば、象徴的なのが「生肉を好む」という強烈な嗜好です。ノースティリスに放り出されても、タフに生きていけそうなくらいです。

その点についての真実を伺いましょう。すると、彼の言葉はどんどん熱を帯びていきました。

(生肉は、芸術です。すべての料理の原点は生肉にあるのです。悲しいかな、多くの人がそれを忘れてしまう。生命は生肉を食すことによって、真に自らの魔力を高めることができます。生肉です。そう、フレッシュミートです。私はそれを讃えましょう。誉れあるべし、フレッシュミート! フレッシュミート!)

にじさんじSEEDs」ならぬ、「にじさんじMEATs」だわこの人。

(俺は生肉が食いてぇんだ! 焼肉だぁ? 邪道だろうが……あまり焼くなよ、肉を。焼くは厄なんだよ。厄が憑くんだ、肉によぉ!)

筆者注:筆者の声帯を通しているので、迫力に欠けます。ベルモンド・バンデラスさんの実演のほうが似ているでしょう。

ただ、落ち着いたユードリックさんは、「カツオのたたきが天敵なんです。あれは、私のニューロンを破壊します」と語っていました。レアな焼き加減のステーキも苦労しそうなものですが、そこは「生のほうが断然良い」と譲りませんでした。

ところで、嫌いな食べ物はほかにもあり、「おでん」だそうです。「はんぺんに食われかけたことがあるんです」と意味不明な供述をなさいました。

ユードリック・ザ・カビゴンとは

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ユードリックさんは、普段こそ「」を自分の一人称として使っていますが、興奮すると「」が出てくるようです。

これに関し、彼は「感情が高ぶると、ユードリック・ザ・カビゴンが発動するんです」とコメント。付け加えて、「スキュラがたくさんいるのに、ガンパレード・マーチが流れるようなものです」とも。せめてバーサク状態とかで良かったと思いますが、わざわざ『高機動幻想ガンパレード・マーチ』を選ぶあたりにこだわりがあるのでしょう。

ユードリックさんと椎名唯華さんおよび花畑チャイカさんとの関係

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ところで、カビゴンの愛称がついたのは、椎名唯華さんの配信においてのことでした。にじさんじレジスタンスの一員として、彼女とはどういう関係か伺ってみたところ、「素晴らしい先輩です」とのこと。

そうか、椎名唯華さんは立浪和義監督のような存在なのか……。「また、私の母になってくれるかもしれない人です」。赤い彗星の駄目な部分だけ持ってきた、あるいは「愛嬌のないアカハナ」的ご形容をいただきました。

にじさんじレジスタンスといえば、花畑チャイカさんもよく話をされていましたが。

これに関し、「花畑さんのおかげで、良い活動ができています。ご厚恩に感謝ですね」との回答。なるほど、さすがは歌って踊れてショタにもなれるエルフです。瞠目せざるを得ません。

ユードリックさんの健康

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ほとんど表舞台に顔を出さないユードリックさん。もちろん、彼の反ミーム的な性質も影響していますが、なぜこうも「見られない」のかを尋ねます。

すると、彼は「膝に矢を受けてしまった」とのこと。スカイリムの魔術学校で教師をしていたんでしょうか。

しかし、椎名唯華さんと花畑チャイカさんの配信では、ホグワーツ魔法魔術学校ハッフルパフ寮中退と聞いていましたが。「学歴ロンダリングをして、教師になりました」。そんな話、聞きとうなかった。

では、副業の魔法少女はどうなんでしょう。めちゃくちゃなウソだと思っていましたが、なんと本当とのことで、「にじさんじレジスタンスの魔法少女として、歌で敵を倒せるようにトレーニングをしています」と。マクロスか何かと勘違いしておられる?

「レジスタンスなのでSabatonの『Resist And Bite』、魔法少女なので『おジャ魔女カーニバル!!』を」とも追加のご回答。

スウェーデンのウォーメタルバンドとMAHO堂が並ぶ異様さに、私はただ静かに右から左へ受け流し、話題を次へ進めることにしました。「著作権的に『ワールズエンド・ダンスホール』もやっています」。配慮している……。

なお、赤ちゃんの髪の毛は食べないし、ゲンスルーのように俊敏には動けないし、心中を謀っても煤煙事件になるのが関の山と、一部の風聞については否定されていました。眼鏡についてはノーコメント、好きな言葉については「見参推参も良いですね」と発言。この魔法教師、気質がテロリストなのでは。

「昔、エロテロリストという称号を名乗った方もいましたね。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」

インリン・オブ・ジョイトイさんも、まさか『平家物語』と並べられるとは思わなかったでしょう。

後ほどの調査で判明しましたが、コアなユードリックさんファンのなかで最も評価が高い「歌ってみた」は『ハロー大豆の歌』でした。

なお「壮絶な色気」の例の表情はフェイクで、実は「豆喰え豆」のフレーズで「『嘘喰い』のエア・ポーカー編のビンセント・ラロに匹敵する表情を見せるユードリック」が絶品と伝わります。

重要な点として、後ろにいる『キングダム』の王騎将軍の顔マネをした花畑チャイカさん、ならびにラストフレーズの「豆は畑のお肉なり」のシーンで阪神タイガースの縦縞ユニフォームを手に現れる椎名唯華さんが、「これもう『レオン』でいえばゲイリー・オールドマンとナタリー・ポートマンだよ」と絶賛。

では、ユードリックさんがジャン・レノかというと相違しており、最後にベレッタM92FSを持った謎ノ美兎さんが登場し、元ネタと違ってハキハキと"This is from Matilda."するとのこと。それはただの爆発オチでは。謎ノ美兎さんが本来使っているのはベレッタM92Fのはずなので、劇中でマチルダに託されたベレッタM92FSをリスペクトしているのでしょう。あれ、ユードリックさんいらなくね?

ユードリックさんとジョー・力一さんと本間ひまわりさん

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ユードリックさんは、にじさんじですごいと思うVTuberはジョー・力一さんと断言されました。

その縦横無尽に勇往邁進するトークに感銘を抱いておられるようで、「ジョーさんの引き出しは波動球より多いと確信しています」と、ギリギリで頭が悪いほうの例えをされていました。

ただ、単に尊崇するのみならず、打ち勝ちたいという気持ちもお持ちだそうです。

憧れはいけません。憧れは、永遠にそこへたどり着けなくなる病です。願望から生じる野心によって激烈な行動を起こす。これこそ、私たちが持つ最大の魔法です」

それから、喜劇王チャップリンの"Life is desire, not meaning."という言葉を引用しました。人生とは願望であり、意味を求めるものではない。良いことを言っておられます。ドヤ顔が浮かんでくるようです。他人様の言葉なのに。

加えて、舞元啓介さんもまた良い味を出し、ジョー・力一さんとの夫婦漫才を完成されていると、味わい深そうにおっしゃっていました。

なお、舞元啓介さんは、北小路ヒスイさんと犬山たまきさんと神楽めあさんとしぐれういさんと兎鞠まりさんの誰を正妻に迎えるのかの予想を聞いてみると、「大外から伊東ライフさんが飛んできてショットガンしてゴールイン」だそうです。友人代表のあいさつは、ぜひ夕刻ロベルさんにお願いしないといけませんね。一方、天開司さんだけ正気を保ってます。もっとも、狂気の世界における正気は、それ自体が狂気なのですが。

ただ、「伊東ライフさんと八雲藍リグル・ナイトバグの解釈で言い争いになり、スピード離婚します」とも。そんな悲しい成田離婚ある? 

「『パチュリーさま』については、見解が一致しています」。立ち位置がもはや芸能レポーターなんよ。

他方、瞬間最大風速で大いに笑ったのが本間ひまわりさん、とお話が続きます。彼女が社築さんへの回答として提示した「2021年現在のアメリカ大統領の名前」、さらに各問における社築さんのリアクションは、「誰かの命を救えるレベルの楽しさ」と表現されました。もっとも、楽しさの側面には阿鼻叫喚と書いているものと、私などは当該動画を拝見して思ってしまいますが。

ユードリックさんとニュイ・ソシエールさんと競馬

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ユードリックさんは競馬も嗜まれるそうで、「競馬は血統データから導ける知的ゲームです」とおっしゃいました。通算の収支を尋ねたところ、「ここ1ヶ月はプラスです」と突然に会話のキャッチボールが破綻したので、おそらくリーマンショックのような通算成績と推量されます。

ニュイ・ソシエールさんの競馬配信は良いですね」と、はよ話題を切り替えたいとばかりにご発声。「特に、初めての冠番組は、2020年全日本2歳優駿の日の川崎競馬でしたか……。川崎最終の高野槇賞。ジェイケイエピファは複勝のほうがいいと、心から願いました。あのレースで勝ったノボリターンは川崎1500mで1-0-1-0と優秀であり、しかも4走前には川崎1600mで好タイムの2着。これはジェイケイエピファの4走前同コース1着よりも良いタイムでした。良い穴馬は4走前の成績を見れば浮かんでくるんです」と早口になったので、スルーしました。

(ソシエールさんの乳房は芸術です。ゲッターエンペラー級ですね)

いや、むっつりかよ。それもう魔法や魔術じゃなくて呪いの類なんですわよ。というか、銀河が割れるおっぱいってどういうことよ。

ユードリックさんの天敵

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ユードリックさんには、天敵のありやなしや。「カツオのたたき」はさておき、ほかに苦手に感じるようなものがないかを訪ねてみました。あっけないくらいに出てきたのは、「同僚……ええ、先輩のお二人です。樋口楓さんとアンジュ・カトリーナさんですね」と美少女2名のお名前がエントリー。

「樋口さんは優しい先輩ですが、怖いです」と、ドメスティック・バイオレンスを受けている新妻のようなコメント。「ケツドラムならぬ腹ドラムをしてくるんですよね」。太鼓叩いてるリツコさんじゃないんだから。

「カトリーナさんは、良い人です。彼女はまさしく優秀な錬金術師であり、敬服します。いずれパラケルススさえも超える偉業を達成するでしょう」

そういえば、錬金術はアレクサンドリアにその源流がありました。となると、ユードリックさんとの絆があるとも言えますね。これは魔法つながりのニュイ・ソシエールさんにも同じことが当てはまりますが。とはいえ、天敵の理由が見当たりません。

「妖精の秘術に、惚れ薬の製法があるという話をして……」という切ない響き。よくわかりました。えるさんの森ならぬ妖精の森が焼かれるやつですわこれ。せめてアーメントゥーム持たせて自衛させないと。

「あと、苦手とは別のベクトルですが、笹木咲さんの当たりが強いです」

それは仕様です。

ユードリックさんのスキャンダル

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ユードリックさんには申し訳ありませんが、独自に掴んだ裏情報があります。いわゆる芸能的なゴシップですが、ユードリックさんに先に書面をご確認いただきましょう。「拝見」と応答があり、それから私の五感を通じての数秒の内容確認。「問題ありません」と許可をいただきました。

では、あらためてお聞きしましょう。ましろさんを密かに狙っているというのは本当でしょうか。性的な意味で。

「真実ではありません」。ユードリックさんは、穏やかに即答しました。「ましろさんのポテンシャルは、彼をそうした話題に引きずって生かされるものではありません。彼自身が、能動的にギャップを見せるから良いのです」

良いコメントだと感じましたが、「でも、彼の薄い本は人気が出るでしょうね」と言葉を継いだので台無しです。

ほかの話として、ユードリックさんがオリバー・エバンスさんに嫉妬しているという風説について。「少量の嫉妬、大量の尊敬」と切り出し、「エバンス教授には、復讐の大切さを学んでいます」とコメント。憎しみだけが純化している

ユードリックさんの理想

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ユードリックさんには、理想とするものがあるそうです。「いつの日か、ジョージア州の赤土の丘で」と、キング牧師の演説改変というわかりにくいネタを繰り出してきたので、そこはパージ。「英語、中国語、スペイン語、スワヒリ語……あらゆる言語で、『課外授業』をしていきたいですね」。多言語での活躍を理想図として描いておられました。

「最終目的地はラテン語です」と付け足されたものの、それはバチカン市国をメインターゲットに配信すると……?

いずれにせよ、壮大な目標を掲げるユードリックさん。その歩みは止まることはないでしょう。

といっても、彼の足先がどうなっているか見たことがないですし、そもそも見えませんし、漫画『エアマスター』に出てきた忍者、尾形小路のように足が動いていないのに高速移動できるのかもしれませんが。

(では、私は再び教壇へ戻りましょう。丑寅の彼方にて、お待ちしております)

丑寅……ああ、丑の刻(1:00-3:00)と寅の刻(3:00-5:00)ですね。それで、にじさんじ。しゃらくせぇなあ!

[補遺]締め&発案理由

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2次創作でした。しゃらくせぇ知的っぽいキャラという解釈です。何しろ、私はユードリックさんが他人とは思えません。

・肥満体である
・魔法使いである(齢30にて条件を達成してラーニングしました)
・眼鏡をかけている
・「教える」仕事をしている(していた)
・しゃらくせえ

「これは応募しなければならぬのやも」と変な意欲が湧いたところ、現在、にじさんじプロジェクトのオーディションは行われていませんでした。This is not my fate.

もっとも、私の今の体では、そうそう「心身ともに健康です」と言い切ることはできなかったでしょうし、何より「生肉より焼肉のほうがいい」という大欠点があります。しかし、そこはなんとかSUSHIでごまかせないものか。「狂いのパフォーマー」として、最適化を目指す旅は続きます。

いや、でも、「怪物級の4番打者」はごっつい属性ですね。東城会の4代目よろしく、「ひねくれたカーブ」を打てる体力と技量を身につけねば真のユードリックさんではなく。恵体豪打はやはりロマンです。

ひとつ反省する点として、「おでんが嫌い」という私個人の好き嫌いを勝手に付与したところですね。せめて知人の「カレーが嫌い」を借りるべきだったかもしれません。

ところで、ユードリックさんの誕生日は4月1日だそうですが、これは興味深いですね。ユークリッド原論における5つの公準、その1番目は「任意の1点から他の1点に対して直線を引くこと」、4番目は「すべての直角は互いに等しいこと」を指しています。さながら、にじさんじプロジェクト、ひいてはVTuberという新たな表現の豊潤さを示しているようですらあります。

そんな妄念とともに、当記事の締めとさせていただきましょう。ネットに咲く美しきの華やぎに、いつまでも賛辞のあらんことを。新のごとき才鬼才の輝きに導かれ、縁から始まる麗しき勇者の日々へ。かなるとした呼気とともに、月下の桜を仰ぎ見て。さあ、着席するにはまだ早いですよ。