手取り14万 日本は終わっているのか

タイムリーな記事では有りませんが、前述の記事で思い出したので書きます。 きっかけは掲示板に書かれたこの投稿(2019年9月29日)

アラフォーの会社員です。主は手取り14万円です…。都内のメーカー連続12年で役職もついていますが、この給料です…。何も贅沢できない生活、日本終わってますよね?

手取り14万円というと額面17万円くらいかと思います。最低賃金は越えてますが(当時時給985円)12年勤続しているにしてはあまりに低いですね。 堀江の炎上ばかり取り上げられていますが、投稿者の意図を読み取る人はあまりいなかったので、当ブログではそちらに主眼を置きたいと思います。

A 賃金が他の先進国と比べて低いから終わってる説
B天引きされる税や保険料が多いから終わってる説
C頑張っても報われないから終わってる説

どれが正しいか分かりませんが、おそらくこの中にあると思います。
14万で暮らすのは正直かなりきついと思う理由 上の投稿にはさまざまな意見が寄せられました。
賛同の声が集まる一方、下のような意見も寄せられました。

私なんて13万なのよぉぉぉ
田舎なら普通!
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転職しろ!節約しろ!
日本を批判するな!

しかし国認める水準があるのをご存知ですか。
それは、憲法25条の"健康で文化的な最低限度の生活"を保障する生活保護なんですね。
国はその水準以下の生活をしている人を扶助しなければならないという義務があります。
ちなみにその額は東京で月13万ほどです(東京在住かは存じ上げませんが…)。
これだけ聞くと14万の方が上じゃんと疑問に思う方もいるでしょう。
しかし、生活保護には以下の扶助があります。

水道代の減免
医療費の無料
薬代の無料
NHK受信料の無料
非課税世帯への給付金
公立高校の授業料無償化
公営住宅の共益費

他にも様々な扶助があります。
このことから、月14万円では国が定める生活保護水準以下であることは明白だと思います。
都内では、生活するのがやっとでしょうね。
老後の蓄えや贅沢なんて夢のまた夢です。

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