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妊娠記録〜会社への報告〜

今の会社に勤めて8年。
今までに何回も同僚の結婚、妊娠報告を受けてきました。

おめでとう、という気持ちももちろんありましたが、同時に思っていたのは

"この人も近いうちに去ってしまう"
"また自分の仕事量が増えたらどうしよう"

ということでした。

というのも、その会社では一時期
「ここはブラック企業なのか?」
と思うほど退職者が続出していたことがあったので、今はかなり落ち着いていますが、未だに
"人員が減る→残った人へしわ寄せ"
というパターンに敏感に反応してしまっていたのです。

きっと周りからもこんな風に思われるんだろうな、と勝手に被害妄想してしまっていたので、自身の結婚・妊娠報告もストレスのかかる行為となってしまいました。


結婚報告、在宅勤務の打診

プロポーズを受けたのが12月。
両家顔合わせが終わったのが3月頭。

なので会社への報告は3月頭でした。
(このときはまだ妊娠していません。)

単に結婚報告だけであれば気が楽だったのですが、ここで一つ課題が。
それは、結婚に伴って引越しをすると、通勤時間が2倍になってしまうということ。
(片道50分→片道2時間弱)

そのため、月の半分くらいを在宅勤務にさせてもらえないかという打診もする必要がありました。

まず直属の上司を呼び出し
「実は結婚することになりました」と報告
「それはおめでとう」と直属の上司
「それでひとつ相談なのですが」と切り出す
事情を話して在宅勤務の打診をする

直属の上司の結論は
「他の人がやっていないから、申し訳ないけど特別扱いはできない、通勤を頑張るか退職なのか旦那さんと相談してほしい」
でした。
玉砕、、、

そのあと、更に上の上司も呼び出し報告。
直属の上司とのやりとりを伝えて
「やっぱり無理ですよね?」
と再確認したところ、結論は同じでした。

私にはそこまでして会社に引き留めるほどの価値はないのだと突きつけられた気分になりました。

結局、そのまま通勤を頑張るという結論を出しました。
やってみてキツければ退職も視野に入れて。


妊娠報告

入籍・引越しを5月に控え、妊娠疑惑が出たのが4月。
5月中旬に入籍・引越しを済ませて、会社への届出や名義変更など諸々の手続きが落ち着いた頃にまずは直属の上司にだけ妊娠報告をしました。

正直なところ、これを機に退職も有りかと考えたのですが、産後も働くことが夫の希望だったというのと、せっかくある制度は使わせてもらおうという気持ちもあり、産休・育休の取得という方向で話をしました。

今現在、育休中の同僚が3、4人ほど。
過去に産休・育休を取得した人で復帰したのは3人中1人。
休暇を取得せず結婚・出産を機に退職した人多数。

こんな状況なので、私も育休を取れるところまで取った挙句、退職するのでは、と思われているのがひしひしと伝わってきました。

有休消化に入るまでの間
「制度があるから使ってくれて全然構わないんだけどね、」
という前置きで話しかけられることも多々ありました。



この一連の出来事で何を思ったのかというと

"全ての会社で働き方を柔軟にする環境が整うのはまだ先の話"

ということと

"やっぱり自分のプライベート(人生)の方が大事"
"会社の事情を考えて自分の事情を軽視するのは良くない"

ということ。



休みに入るまでに細々としたストレスもいっぱいありましたが、今の気持ちとしては

復帰時期までに在宅勤務の制度が整っていれば復帰
整っていなかったときのために別の選択肢を休暇中に増やしておく

という感じで落ち着いております。



人それぞれいろんな事情があると思いますが、私の経験もひとつの参考になれば幸いです。


ではまた。

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