マガジンのカバー画像

marisonの楽典講座 入門編

4
楽典講座入門編。演奏したり、音楽関係の本を読んだりするうえで必ず知っておきたい楽典知識をまとめました。何事も「基本は大事!」
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

「marisonの楽典講座」はじめに

はじめに「marisonの楽典講座」は、演奏をしたり、楽譜を読んだりするうえで必要になる、「楽典」についての講座です。 「入門編」では、読譜・記譜に最低限必要なことに範囲をしぼり、画像やスライドを使ってわかりやすく解説しています。音楽の経験が少ない方でも大丈夫!自分のペースで、ゆっくり学習をすすめてください。 「基本はわかっている」という方でも、忘れてしまったこと、思い違いなどは結構あるものです。楽典リファレンスとして、必要な時に使っていただければ嬉しいです!(スキ・フ

#五線・音部記号・譜表

今回の講座では、音符・休符を書き記すための五線(加線を含む)、音域を指定する音部記号、音部記号が記入された五線である譜表について解説します。 五線と加線五線 5本の「線」と4つの「間」 音の高さを記すために、各五線の上、もしくは線の間に音符を書きます。 線や間は、下から数えます。 加線 五線に音符がおさまりきれない時に使う、短い線 五線内では記譜できないほど高い音・低い音は、短い線を付け足して記譜します。 この短い線を加線といいます。加線の間にも音符を書くことができま

#音符と休符

今回の講座では、音符と休符の名称・長さを解説していきます。 音符・休符には、付点(音符や休符の右横に付けた小さな点)が無い状態の「単純音(休)符」と、付点がついた「付点音(休)符」、特殊な分割をする「連符」があります。 それぞれを詳しく見ていきましょう! 単純音符・単純休符全音(休)符、2分音(休)符、4分音(休)符、8分音(休)符……と、全音(休)符以外は数字が大きくなるほど短い音価(音の長さ)の音(休)符になります。 各音(休)符の長さの相対関係を、動画で説明してい

#音名(英語・ドイツ語・日本語)

音名とは音の高さを区別するために、それぞれの音につけられた固有の呼び名を「音名」といいます。 例えば、私たちが日頃使っている「ドレミファソラシ」はイタリア語(またはフランス語)の音名です。 ここでは、ジャズやポピュラー系で親しまれている英語音名と、クラシックでよく使われるドイツ語音名、学校でも教わる日本語音名をとりあげました。比較しながら覚えていきましょう。 変化記号 (#・♭・♮など)音名の説明に入る前に、半音と変化記号について理解しておきましょう。 また、この講座で