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なぜ、物を手放すと暇になるのか考えた

ミニマリスト系や捨て活系の情報に目を通していると、よく見るその効果のひとつに、

「時間が増えた」

というのがある。

私も物を減らしたら、「暇だな」と感じることが圧倒的に増えた。

仕事を辞めたでもない、一緒に住んでいる人の入れ替わりがあったでもない、ではなぜ、時間が急に増えたのか?

私は、「考えなくて良い事を考える時間が減った」からだと解釈している。


多くの物を手放す前の私が、家にいる時に考えていたこと

  • 「この服もう着ないんだよな。いや、なにかイベントがあったら着るかも」
    (起こるかわからない将来への期待。もったいない精神から来る、なんとかして活用する術はないかとコーディーネートを無理やり考えてみるものの、実現することはないというオチ。)

  • 「あの本せっかく買ったのに結局今日もだらだらSNS見てたら寝る時間になっちゃった」
    (自分って時間の使い方が下手なんだという自分への失望)

  • 「このスーツケースベルト、長さ調節しづらいんだよな。しかも新しいスートケースに色がどう見ても合わないし。あの時、黒を選んでおけばよかったな。新しいの買おうかな。どこの店なら安くていいデザインの見つかるかな。」
    (なくても困らない物の買い物計画)


こういった物を家の中から取り除き、目にする機会がなくなった。すると単純にもうそれらの所持品を見る度に微妙な心境に陥ることがなくなったのだ。
人の脳は実に単純なようだ。見なければ考えないのだ。今思うと、同じ物を見て、同じことを考えていたのだから、実につまらないことに時間を使っていたものだ。


そんな流れを経て、私は暇な時に読書をするようになった。ずっと読みたかったけど、後回ししていた本達が、やっと日の目を見た。今の私が読みたかった本。読んでみるとやっぱり面白い。さすが私と自画自賛。


時間の使い方が急に上手になった気持ちだ。

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