Mari

読書相談員とSSS(教員業務支援員)のパラレルワーカー。 趣味は読書、映画鑑賞、ウォー…

Mari

読書相談員とSSS(教員業務支援員)のパラレルワーカー。 趣味は読書、映画鑑賞、ウォーキングに寺社めぐり。

最近の記事

読書について思うこと

先日、校長先生と読書についてお話しする機会があった。 ”本は心の栄養” ”読書は言語力育成の基盤づくり”という認識をしてくださっている先生。 きっかけづくりさえすればこども達は本を読むようになるのではないか、 小さい頃に読書習慣を身につけておけば時間のかかる読解力UPも見込めるのではないか、 よみきかせ→音読→読書(黙読)、想像力と読解力に合わせてステップアップさせてければ… いつでも本が手にとれるようにできれば… なんて話で盛り上がった。 読書相談員10年目を終え、読書が

    • 3月、別れの季節。

      「一緒にお仕事できて良かった」と互いに言い合える人と仕事ができたことの幸せと、別れの寂しさを感じる日々を過ごしている。 読書相談員としての勤務は10年間を無事終え、来年度は11年目。 勤務7年目を終えた学校からの異動も決まり、先日離任式も無事終えた。離任の挨拶で「みんな本は好きですか?」と尋ねたらこども達から「はい!」と元気な返事が返ってきてホッとした。 私は本を好きなこども達、読書を楽しめるこども達を増やしたくて読書相談員をしているのだと思う。ここだけはブレさせたくない私

      • 手帳

        手帳を購入した。 何年前からだったか4月始まりのものを愛用している。昨年までは日曜日始まりを選んでいたのだけれど、今年は月曜日始まりを選んでみた。 A5サイズのNOLTYの手帳がお気に入りで、ここ数年同じタイプのものを使っている。 デジタル化が進む中、家族間での情報共有にはアプリのカレンダーを活用している。これはこれでとても便利なのだが、私はアナログな手帳も手放す気にはなれない。 私は手帳が好きだ。 予定を書き入れることはもちろん、ちょっとしたことをメモしたり、書いて考

        • 【読書】運転者 未来をを変える過去からの使者/喜多川泰

          運を転じる者、それが運転者。 運転者が語る人の生き方は、私にとってそう生きたいと思わされるも のだった。 少し前に流行った「引き寄せの法則」にも通じるものがある気がした。ポジティブな思考が良い経験を、ネガティブな思考が悪い経験を人生にもたらす…確かそんな法則。 「良い運気を捉えるためには上機嫌でいること、そうすればアンテナが働いて運気を捕まえられる。」「あなたが生きたことで少しプラスになる。それこそが真のプラス思考。」と運転者は語る。 笑顔で過ごすように心がけよう。 自分

        読書について思うこと

          2024年の始まりに思うこと

          生きていることは当たり前ではないんだと感じさせられる年始だった。 1日1日大切に過ごさなくてはいけない。 いつ何が起こるかわからない。 そんなことを感じさせられた。 1月に入り、来年度も読書相談員の継続が決まりホッとひと安心したところ。 勤務校はまだ未定。 SSSは継続含めまだ未定。 1月から3月ってなんだか落ち着かない。 会計年度職員だからだな。(苦笑) でもこの働き方は私にあっているから辞める気はない。 ま、なるようになるか。 良い意味で流れに逆らわず、でも自分の意思

          2024年の始まりに思うこと

          大晦日に思うこと

          私は何をしたいのか、そんなことを考えながら過ごした1年だった。 ⚫︎ 仕事、家庭、趣味の調和をとりたい。 ⚫︎ 無駄にストレスを抱え込まずに過ごしたい。(昨年、我慢や忍耐は大切だけれど、やり過ぎると自分が壊れてしまうと再認識したのでこれは本当に大切だと感じていた。) ⚫︎ 健康第一で楽しく日々を過ごしたい。 考えてみるとやりたいことは意外と明確で、自分の気持ち次第でなんとかなりそうな気がした。 ふり返ってみるとやりたいことを軸に思うままに1年過ごしたと思う。思うままに過ご

          大晦日に思うこと

          読書のきっかけ作りについて

          読書相談員に求められていることのひとつにこども達への読書推進がある。 読書をすることで身につくと思われるのは、国語力(読解力・表現力・語彙力・理解力)、そして想像力だと私は思っている。 ただ当然ながらこれらを身に着けるのは簡単ではないし、時間もかかる。 だから読書相談員ができるのは「読書のきっかけ作り」だと思う。 あくまできっかけ作り。 それを踏まえた上で読書相談員という仕事を設けて雇われているといいなと思う。 なんとなく図書室を管理する人が必要だから、読書の大切さがうたわれ

          読書のきっかけ作りについて

          読書相談員って?

          読書相談員の仕事について少し。 私の勤務する市では読書相談員は、読書教育に関心がある人というくくりで採用されている。私の場合は、図書館司書資格あり図書ボランティア(学校支援ボランティア)参加経験ありだが、採用時には資格も経験も不問。実際のところ、図書館司書資格、教員資格、幼稚園教諭や保育士の資格を持っている人、無資格の人、図書館勤務経験のある人、ボランティアで読書に携わってきた人、育児経験で読書に触れてきた人etc…本当にいろんな人が同じ読書相談員として勤務しているのだ。ま

          読書相談員って?

          人に期待をしないこと。

          最近、どうでもいいと思うことが増えた。 対人的な事柄でイライラしたり、怒りを感じたりしなくなってきたのだ。 イライラも怒りも期待を裏切られたと感じるから生まれる感情で、期待をしていなければ心が乱れることもないのではないだろうか。 年齢と共に私は人に期待をしなくなってきたんだと思う。 若い頃、私はいろんなことにイライラしたり怒りを感じたりしてきた。 怒りが私のパワーの源だと思っていたことがあったくらい。(苦笑) 怒るという感情を抑えようとする人が多い中、尖っていたなぁ…と思う

          人に期待をしないこと。

          【読書】生きるぼくら /原田マハ

           人に傷つけられ、人に救われる、そして生きる物語。 いじめ、引きこもり、母子家庭、認知症… 生きていればいろいろある。 でも、一歩踏み出せばそこには新しい世界が開かれていて… 一歩踏み出す勇気さえあればなんとかなるのかもしれないなんて思った。 人を傷つけるのも人だけれど、救ってくれるのも人。 人生いろいろあるけれど捨てたもんじゃない。 手を差し伸べてくれる人はきっといる。 それに気づくことができれば… 認知症となってしまった祖母の優しさ、 死期を悟った父の優しい嘘、 身近に

          【読書】生きるぼくら /原田マハ

          【読書】モンテレッジォ小さな村の旅する本屋の物語/内田洋子

          イタリア、トスカーナの山深い村から、本を担いで旅に出た人たちがいたことを私は知らなかった。 読みながらモンテレッジォに旅をしている気分になっていた。 挿しこまれる写真が絶妙。 緑に囲まれた山の中に入り込んだような不思議な気分。 村の空気、温度、食べものの匂い、本の匂いと重さ… 石を積み上げて造られた建造物、栗の木… 語られる歴史、過去の出来事を読み、時代さえも超えていくような感覚。 イタリアそしてモンテレッジォでの作者の日々を追体験している、そう感じた。 本を愛し、本を届

          【読書】モンテレッジォ小さな村の旅する本屋の物語/内田洋子

          「お伊勢参り」と「熊野詣」

          夫と旅行へ。 神社めぐりが趣味な私たちにとっては聖地ともいえる「お伊勢参り」と 「熊野詣」。歴史や自然を体感し、その場ならではの空気を楽しむ、そんな時間を過ごしてきた。 お伊勢参り 2000年の歴史を持つ伊勢神宮。 内宮・外宮・14所の別宮に参詣してきた。 (他に43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があるとのこと!) 木を感じられる社殿は簡素。 緑に囲まれた神域は深呼吸したくなる空間だった。 そして背筋がピンとのびる感覚も! 式年遷宮についても思いを馳せながらの参拝。

          「お伊勢参り」と「熊野詣」

          言葉、言霊、言葉の力

          ちょっとしたひと言で一喜一憂することがある。 自分に言われた言葉でも耳に挟んだ言葉でもだ。 そんな言い方しなくても…と感じることもある。 なぜその言葉を選んだのか… もっとやんわり伝えることもできるだろうに… 逆に良い伝え方だな…と感じることもある。 嬉しいなぁ… なるほど、そう伝えればいいのか… 日々そんなことを感じ、言葉に与える力について考える。 言葉には「力」がある。 いったん言葉を発すると力をもって動き出す。 そしてその力は良くも悪くも人に影響を及ぼすことがある。

          言葉、言霊、言葉の力

          日々是読書~心に余裕を持つこと~

          私の趣味のひとつは間違いなく読書だ。 仕事に追われ思うように読めなかった時期もあったのだけれど、最近自分にとっては理想的なペースで読めるようになった。 今年は月10冊ペースで読書ができている。昨年は年間80冊、おととしは年間50冊程しか読めなかったことを考えるとかなりペースアップ。学生の頃は1日1、2冊ペースで読んでいたことを考えると激減なのだけれど、今の私にはあっていると思う。 本を読む時間をとれているというのは、私にとって心に余裕がある目安になっている。 心に余裕を持

          日々是読書~心に余裕を持つこと~

          スクールサポートスタッフ(SSS)🔰

          昨年度、3学期に小学校でスクールサポートスタッフ(SSS)としての仕事をさせて頂いた。今年度は通年での採用となり、中学校での勤務となった。 昨年度は3学期だけの短期間でやれることにも限りがあったし、先生方も心なしか業務を依頼しづらそうだった。できあがったところに入るというのは大変。採用するからには、仕事を振るのが仕事の人もいないといけないだろう…というのが本音だが、上手く活用されていなかった気がする。 SSSって?なんて考えていたところ、通年での継続のお話を頂いたので、SS

          スクールサポートスタッフ(SSS)🔰

          【読書】本を守ろうとする猫の話/夏川草介

          仕事柄?「本」について考えることが多い。 読みながらすごい本に出会ってしまったと思った。 読書とは、本とは… そんなことを日々考えて、悩む。 私は本が大好きで、読書も大好きだけど、それをどうやって伝えていけば良いのか。 どうすれば本が好きで読書が好きになるのか… なんてことを悶々と。 そんな私にとって答えにも近い一冊だった。 手に入れた本を誇示するだけになってしまっている「閉じ込める者」 あらすじと速読に頼り多数の本を読んだと勘違いを起こさせる「切りきざむ者」 何を伝えた

          【読書】本を守ろうとする猫の話/夏川草介