心が満腹になる「ごほうびごはん」

いい感じのキャラクターが美味しそうにごはんを食べるグルメ漫画が巷に溢れている。”食”をテーマにするとどうやっても楽しめるんだから、良い。

グルメ漫画(小説でも可)は表紙でなんとなく良さそうだったらつい読んでしまうのだけど、キャラクターが美味しそうにごはん食べてればウケるでしょ、的なのが多くはないか。もはやキャラクターや描き方が好みかどうかな問題になってないか。食欲を漫画で満たすだけになっていないか。

そんなことを考えることが多くて、手を伸ばさないようにしようと決意し始めたこの頃。出会ったのが「ごほうびごはん」だ。

地方出身のOLが、週に一回ごほうびごはんを楽しむ漫画である。ごほうびごはんは、主に主人公が自分で作って楽しむことが多い。真似して作ってみようかなと思わせる料理が出てくる。
主人公の出身は長野なので、毎年足を運ぶ(乗鞍ヒルクライムとか)のが恒例の筆者にとっては親近感も湧いた。

何より、ありがちな表現だが「とても人の良い」主人公の周りに集まってくる人たちのあたたかさも良い。楽しくて、いい奴で、癖もあって。
主人公は周りの人から世界一幸せな動物「クアッカワラビー」に似ていると評されているが、正にそんな感じ。

一コマ一コマのキャラクターたちの絵柄もほんわかしていて良い。心に栄養が欲しくなったら読んでほしい、そんな漫画だ。

kindle unlimitedで途中の巻まで対象になっていたので一気に読み進んだけれど、ドラマ化されていたらしい。今まで知らなくて残念である。

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